空木岳
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マップ のろのろハイク(空木岳編)

登山日       2015年9月12日

空木岳標高     2864m

歩行距離      12.8Km

累積標高差     +816m
            -2136m
 
登山口        長野県駒ヶ根市

駐車場       池山林道終点駐車場
雲海 目指す空木岳
朝、駒ヶ根・伊那は雲海につつまれていた  6:04 目指す空木岳
檜尾岳 これからの尾根
檜尾岳山頂から宝剣岳方向を望む   6:53 檜尾岳山頂、これから超えていく尾根、その先に空木岳
大滝山 岩場
右手の山が大滝山   7:08 大きな岩を登って行く箇所が続く
岩場が続く 熊沢岳
尾根道には大きな岩が目立つ 熊沢岳山頂      9:11
尾根道 東川岳山頂
目の前の東川岳の先に見えるのが空木岳  10:10 東川岳山頂     11:00
木曽殿山荘 急登
木曽殿山荘に到着    11:25       山荘から空木岳への登りは急峻だ
第1ピーク 山頂の岩場
山荘からの急登で一段落の第1ピーク  13:08 大きな岩場の間を登っていく
山頂間近 山頂
やっと空木岳山頂が見えてきた 空木岳山頂    13:52
木曽駒ヶ岳方面 池山方面
山頂から木曽駒ヶ岳から避難小屋方面を望む 山頂から駒峰ヒュッテ、池山尾根方面を望む
越百山方面 駒峰ヒュッテ
山頂から南方面、越百山の望む 駒峰ヒュッテのテラスを通り下山する
大岩 駒岩
登山道の脇には大きな岩が見られる これが有名な「駒石」です
ナナカマド トリカブト
ナナカマドの赤い実が目立ってきている トリカブトの最盛期かな
クサリ場 尻無
迷尾根にかかるクサリ場    16:44 尻無分岐    17:39

 

9月12日4:00頃、檜尾避難小屋で隣の単独女性が起きて朝食を始めた。まだ外は真っ暗で風が強く吹いている。熟睡できなかったので暫くモソモソしていたら女性は暗い中を出発していった。
日が昇った後、食事を済ませ、また寝袋に潜り込んで、あと30分休もうとグズグズしていた。
6:30を過ぎると風も弱まったので、支度をして出発することにした。この時は、まだ目の前に目的の山頂が見えていたので気楽に考えていた。

6:53ころ檜尾岳に戻り、熊沢岳に向かって出発する。早速、岩場の連続が始まりとても並の尾根歩きではない。当然ストックをしまったり出したりを続け、私にとっては重すぎるザックのせいもあって厳しい縦走になった。
地図に掲載されている時間を大幅に超過して9:11ごろ熊沢岳に到着。
空木岳は見えているが、なかなか近づいてこない稜線を少しずつ進むが、大したことがない尾根のアップダウンもきつい。

11:00ころ、やっと東川岳に到着。この先は、一気に木曽殿山荘に向けて下り、そこから空木岳に急登だ。空木岳には、かなりの急登にちょっとビビってしまうくらい。
東川岳を下り始めたところで登ってきた方と、ちょっと話し合えて、菅の台バスセンターから空木岳を登って来たそうだ。このまま木曽駒ヶ岳まで向かうそうだ。それにしても驚異的なスピードで登ってきたものだ。林道終点の駐車場から空木岳山頂往復だけの日帰りでも大変そうなのに、やはり強靱な人はいるものだ。

11:25ころ木曽殿山荘に到着。ここのベンチで昼食にしようと思ったが、日があったってちょっと暑い。空木岳に取り付いて少し涼しい場所を探して食べることにして登り始める。
急登も見た目ほど危険なところは無く、ジグザグの登山道を一歩ずつ高度を上げていく。ほぼ中間くらいの所に一人分くらいのスペースがあったので、ここで縦走してきた山を眺めながら昼食にする。

昼食後、急峻な登山道を登り始め13:08ころ「第一ピーク」と書かれた所に出る。確かにまだこの先にさらに高い岩場が見えている。多分、あの高い岩場が山頂だろうと、先に進む。ここもかなりの岩場で岩をつかみながら右手の方に回り込むように進む。

13:52ころ、やっと空木岳山頂に到着。いやぁ~避難小屋から遠かったなぁ~。ついぞ避難小屋から手に取るように見えたのが裏目に出てしまったようだ。
山頂では一段高い岩に若い女子グループが登って写真を取り合っていた。下で休んでいると、「わぁ~パンツが見えちゃうよ」と騒いでいたと思っていたら、「見せたって減る物じゃないし、見せちゃいなよ~」と仲間の女子。思わず「ぷっ」と噴いてしまった。
そして「早くビールを飲もうよ」と言っていたので、直ぐしたにある駒峰ヒュッテに泊まるのでしょう。羨ましい限りです。この駒峰ヒュッテは食事の提供がないが、飲み物は販売しているようです。ただ、毎日常駐しているとは限らないようなので注意が必要だ。
先ほどの第一ピークを過ぎたところで、おばさんの団体とすれ違ったが、昨日今日の行程の中で食事を出してくれるところは、木曽殿山荘だけなので、団体さんは必然的に行くようになるのでしょう。

時間が遅いので小休憩で山頂を後にし、駒峰ヒュッテのテラスを抜けて登山道を下る。今までの岩場の登山道と違って快適な登山道が続く。大きな岩がオブジェのように点在している。その中でも四角形をした大きな岩は「駒岩」と言うらしい。
山頂-避難小屋経由の道と合流する頃から少しずつ道幅が狭くなって登ってくる人とすれ違えないので、どちらかが待つようになる。道も荒れてきた。

迷尾根にさしかかると、「この先、急峻でやせ尾根の道になり転落滑落事故が多発しているので注意して通行」との看板が現れる。
確かに下山する時は、両脇が切り立った尾根道が良く見えるので緊張が続く。クサリ場もあったり道の脇にはワイヤーロープが張られているので、ゆっくり慎重に岩やロープを掴んで下っていけば危険は無い。

マセナギを過ぎると、普通の登山道になりますが、行程が長く感じる。いや、確実に長い。
池山避難小屋の直下にある水場に着いたのが18:00ごろ。かなり暗くなってきたのでここからヘッドランプをつけて下る。
熊と出会うのも怖いので、ラジオを大きな音で鳴らしながら下って行き、19:20ごろ駐車場に到着しました。
いやぁ~、遠かった。ザックが重かったせいもあるが奥深い山でした。
でも、日帰りコースでは見られない木曽殿山荘-空木岳間の岩場登山コースは、一泊してでも体験したいコースだと思います。

遅くなった事もあり、中央道上り車線の「小仏トンネルを先頭に○○Km渋滞」も解消されて、スムースに中央道を走れ、22:40頃に家に到着しました。
翌日は足が痛くてまともに歩けなかった。とほほ・・・。

 

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