なかなか秋晴れと定休日があわない。それに暑いのを何時までも引きずっていて、秋らしさを感じられない。地球温暖化が進んでいるようで、北海道では赤潮が大量に発生してウニが大量に死んでしまったし、秋鮭が年々獲れなくなり、代わりにブリが大量に獲れるようになったが、採算が取れないとの事。 さて、天気予報で20日にやっと晴れマークがついた。この時期になると、日没もかなり早くなってきたので、ロングコースは無理だし、遠出も限界がある。 それで、少し前から考えていた夜叉神峠から辻山まで行って、北岳などの南アルプスを拝んで見る事にした。 例によって、19日の17時ごろ家を出発したが何時もと違うのは小雨が降っている事だ。この雨も真夜中には上がって、晴天になる予報である。 何時もの相模湖ICから中央道に入り甲府昭和ICで下り、一般道で芦安に向かう。夜叉神トンネル(芦安)方面に向かうのは2010年10月に北岳に登って以来だ。カーナビに従い芦安までは問題なく走れたが、芦安温泉街に入ると、道が入り組んでいるし、暗くて雨が降っているので、時々どっちの道だ、迷いながら走る。山道に入ると追い打ちで霧が濃くなってきて、ペースダウン。 21時ごろ、夜叉神トンネル手前の駐車場にやっと到着。 少しアルコールを飲んで眠る。 5時に起きたが、まだ真っ暗なので、30分位グズグズして、やっと起きる。ゲートの係員は、5時前には来ていて、広河原に向かうバスが登山者を乗せて一番最初に通っていった。その後は、作業員が乗る車がドンドン通過していく。みんな早くから働いていて大変だなぁ~。 朝食を済ませ、身支度をして登山口に向かったのは、6:40ごろになってしまった。太陽もかなり上がり、かなり明るい。ちょっと出発が遅かったかな。 それに、登山道の木々が鬱蒼とした森ではなく、カラ松と言うのか良くわからないが、陽が良く通り明るくて気持ちが良い。ただ、少し傾斜がきついかな。 登山口から約1時間で夜叉神峠に到着。その少し先に夜叉神小屋がある。ここから南アルプスが見えたが、山頂には雲が掛かっていて、少し残念だ。 地図上では、ここから辻山まで4時間かかるが、雲が少しでも取れてくれる事を祈りながら先に進む。 登山道は、とても歩きやすく急勾配もなく、景色が見渡せるような場所は無かったが、雑木林が程々で気が楽だ。 9:11ころ杖立峠を過ぎ、火事場跡を過ぎた頃からは勾配はキツくもないが、長時間登りっぱなしで、段々一息つく間隔が短くなり、少し歩いては、はぁ~はぁ~と立ち止まってばかりになってきた。 11:22ころ苺平に到着。ここから登山道を外れて辻山に向かうが、踏み跡もしっかり着いていて、全く迷うような事は無い。昨日の雨が、この辺では雪になったのだろう、うっすらと雪が残っていた。 11:48ころ、辻山の山頂に到着。山頂の標識は無く、三角点だけで展望もない。でも、西方向に開けているのが見えるので進むと、これが展望台だ。 展望台からは、正面に北岳がドーンと見える。もちろん真っ直ぐ進んだ先にある鳳凰三山もくっきり見えた。 早速、昼食にする。昼食中に夜叉神小屋で休んでいた3人組が到着。 食後には、北岳に少しかかっていた雲が取れて綺麗に山頂まで見渡せるようになった。 暫く休んで、帰途につく。 今度は緩い下り坂になるので、かなり楽ちんに下って行けるが、若い人みたいにトントンとはいかない。それでも、登山道がしっかりしているし、石が少ないので助かる。今回の登山道は、ロープもクサリも梯子も無い、本当に歩きやすい登山道です。 15:23ごろ夜叉神小屋に到着。朝は雲にかかっていた南アルプスも雲が取れて綺麗に見渡せました。 小屋の庭に6人ほどの娘さん達がいたが、登山スタイルでも無いし一寸景色を見に来たようだ。 少し疲れたので、草むらに腰を下ろして休んでいる内に、4人組の娘さんが下って行った。残りの2人組はコーヒーを沸かして飲んでいるようで、コーヒーの香りがここまで漂ってきた。なんとリッチな軽ハイキングだ。 さて、ここからが少し勾配がキツくなるので膝が辛い下山道だ。 やはり、少し石も多くなり歩きにくい。2回ほどズルッと転んでしまった。急坂は登るのも下るのも大変なんだからね~。 16:19ごろ、なんとか明るい内に夜叉神の駐車場に帰着しました。ま、この登山道なら多少暗くなっても間違いようが無いほど、はっきりと登山道が出来ています。 トンネルの方からは、作業員の車がドンドン帰ってきます。 今回も、すぐ帰らず、深夜に帰る事にしてあるので、駐車場の一番、端に駐めなおしてお湯を沸かし小さいインスタントラーメンとパンを食べて夜食にする。 その後、芦安の駐車場まで下って、そこで寝る事にした。 芦安のバス乗り場から一番遠い、5番駐車場に駐めて眠るが、寒くて何度も小用で起きて寝た気がしない。 どうも、今までが暑い日ばっかりだったもので、ついうかつにも薄着で出かけて来てしまった。反省しきり。 1:30前に、また小用で目が覚める。十分に寝たとは言えないが、このまま甲府昭和ICに向かう。 中央高速は何時もの如く、快適に走れ、4時前に家に帰着しました。 |