10月になって暑かったり、寒くなったりして寒暖差が激しい日が続いている。 世の中が3連休の日は良い天気だったが、それも11日までで、その後はまた愚図つく予報だ。仕事も一段落しているし、11日に山登りをすることにした。 行き先は、まだ登ったことがなく日帰りの難しい奥多摩の酉谷山。3週間くらい前に日原鍾乳洞のどのくらい先まで車が入れるのか、偵察に行ったばかり。残念ながら、鍾乳洞用の駐車場までしか進むことが出来ませんでした。 地図の登山時間を計算すると、酉谷山へは早朝に出ても帰りは暗くなりそう。でも、まだ登った事が無い山だし昼時間が長い夏に登るのもキツいし、ということで下山時に明るい内に林道に戻れれば大丈夫と初めての山に挑戦することになりました。 なるべく早朝に出発したいので、奥多摩湖の駐車場で車中泊。4:30に起きて朝食を済ませ、日原鍾乳洞に向かう。 身支度をして6:10ごろ出発しました。暫く林道歩きなので快適に歩を進める。途中から気がついたのですが、500mおきに表示板が立ててあった、 6kmの表示板を過ぎてから間もなくして七跳尾根への登山口が出てきた。 これからが本格登山だがすでに、6.5km位歩いた後なのでスタート直後からアゴが上がっている。それにしても中々、空の雲が取れない。誰とも会わないのでラジオを聞きながら歩いている。都心の方は、良い天気で暑いと伝えているが、同じ東京でもかなり違う。ま、どちらかというと埼玉県秩父市が目の前だからね。 はぁ~はぁ~、言いながら10:20頃、やっと稜線に出ました。でも、周りの景色は全く見えません。奥多摩の稜線歩きはとても楽で大好き。普通だと、山のピークに沿ってアップダウンの繰り返しで、とても疲れるが、ピークを巻いてほぼ水平移動なので、これで景色が見えたら最高なのですが・・・ 11:27ころ酉谷峠、そこから少し登り酉谷山山頂には、11:56頃に到着しました。ほぼ予想した時間に到着しました。 雲の合間から少しだけ見える山があるが、全然分からない。秩父の方は全く雲で見えません。残念だ。 帰路も時間がかかるので、昼食のおにぎりを食べた後、早めに下山を開始する。 12:42ころ酉谷山避難小屋に到着。小屋の中はとても綺麗に整理整頓に掃除もされていて気持ちが良い。こんな所で、ゆっくりしてみたいものだ。 現在、酉谷沢コースは通行止めになっているが、大きな崖崩れならGPSとマップを駆使して迂回すれば良いと思い酉谷沢コースを下り始めた。 少しの間は、赤テープが道案内をしてくれますが、段々乏しくなり始めると沢の水量も増してきます。 時々立ち止まり、何処を歩いたら良いか自己判断を迫られます。勿論、沢の左右へ行ったり来たりも繰り返さないと前に進めません。 段々嫌になってきた頃、左岸に渡らないと進めなくなり、靴と靴下を脱ごうとしている最中、よくよく見渡すとやや太めの木が沢に倒れかかっていた。 この木にぶら下がりながら岩に足をおいてなんとか沢を渡ることが出来た。その後は、登山道がハッキリして沢から遠ざかるので、徒渉することなく林道に出ることが出来ました。 ただ、「通行止め」となっているだけあり、お勧めできる登山道とは言い難い。廃道と言っても過言ではないと思う。それこそ「急がば廻れ」でした。 後は、林道を急ぎ足で歩くだけ何だけど、こんなに遠距離を歩いたのも久しぶりで、足が痛くなってきた。 駐車場に着いたのは、ライトが必要になる寸前の17:30でした。 疲れて到着した車のワイパーに、「駐車禁止。警察に通報した」と書いた紙がおいてありました。3週間位前に来た時、鍾乳洞からかなり遠い一番外れに駐めてあった車、多分登山に出かけている感じだったけど、駐車禁止の紙は張ってなかったので、平日は、大目に見てくれるのかな、と思っていた、 ただ、土地所有者とあるだけで連絡方法も分からないので、そのまま帰りました。 途中、何処かで休んでから帰ろうと思ったが、日原街道は狭くて、また奥多摩湖まで戻り少し眠りました。家に戻ったのは22時頃でした。 今日は完全に訓練登山になってしまいました。 |