11月14日(定休日)の群馬方面の天気予報が良さそうだ。昨年11月、田口峠から経塚山-トモ岩-兜岩山と周回途中で見た「立岩」を登ってみたいと、この時から思っていた。 時期と天気があったので早速、計画と準備を始める。コース予定は、線ヶ滝駐車場から立岩を目指し、立岩分岐-行塚山-星尾峠-威怒牟幾(イヌムギ)不動滝から駐車場に戻る予定にした。 例によって13日の18時ごろ家を出発し、相模原ICから圏央道に入り関越道-上信越道の下仁田ICで下りる。下仁田ICから南牧村に進む中、少し雨が降ってきた。道の駅「オアシスなんもく」に21時ごろ到着。 道の駅は、交通量は少ないが駐車場が狭いので寝るのには不向きだと思った。とりあえずトイレの位置を探すと下りの階段を見つけたので、下りてみると広めの地下駐車場があるではないか。当然、地下の駐車場に移動して軽くビールを飲んで静かな駐車場で快適に眠る。 14日、5時にアラームで起きるが、なんと霧雨が降っている。天気予報と全く違った。テンション大幅ダウンのなか、とりあえず朝食を済ませ線ヶ滝に向かう。 星尾地区の途中にある「蝉の渓谷」の駐車場で空を眺めて時間をつぶし、線ヶ滝駐車場に進む。 駐車所に一番乗りで入ったが、空模様を見たり横になったりしながら出発を躊躇していた。その後、次々と車が到着し身支度をして山へ出発して行くのを見送っていた。 9:30ごろ、空の一角に青空が見えたので、早速身支度を済ませ出発する。ただ、当初のコースだと立岩の山頂からは何も見えない事になりそうなので、急遽逆回りコースにする。 出発して、途中から見えた立岩はやはりガスがかかっていた。 途中、田口峠からの登山道に合流した。ここからのコースは昨年歩いていて、コース状態は覚えていたので問題なく進む。 11:27ごろ星ヶ尾峠に到着。この時間になると晴天に近い状態までになっていた。遅いスタートとなってしまったが、登れて本当に良かった。 行塚山の急登を進むが昨年の賑やかさと違い誰一人とも会わない。 11:53ごろ、誰も居ない行塚山山頂に到着。相変わらず展望が良くない山頂から、やっとローソク岩を探す程度。山頂で昼食と思ったが風が冷たいので、少し下った所にシートを拡げて食事にする。 食休みで、落葉樹の間から景色を眺めている時、山頂にやっと人がいるのが見えた。今朝の天気だから仕方がないだろう。 行塚山からの下りは踏み跡が少なく、結構な急勾配だ。行塚山を下ると楽な道になり、13:03ごろ立岩分岐に到着。 この分岐を過ぎると、東方面が少し見え隠れして毛無岩が印象深く見えた。西方面の展望が開けることは無かった。 荒船山分岐を過ぎると、いよいよ西立岩が目前に迫ったきた。 西立岩手前のヤセ尾根を過ぎ、2本並んぶクサリ場は足掛かりも良く快適に下れた。 何本かのクサリ場を通過して、14:12ごろ西立岩山頂に到着。晴天に近い青空の下、全方向とも良く見えました。西方面にはローソク岩も見えるが、少し遠すぎて残念。 山頂を下山しコルの部分に小ピークがあり踏み跡もあるので登ってみたら、西立岩を横から丸ごと見えた。 その後、下山を開始、崖を削ったようなバンドのクサリ場は、まずまずで下った。でも、その後のガレ場のクサリ場には、閉口した。登山者が誰も居なかったから良かったが、ガラガラとかなり小石を落としながら鎖に頼り切って下りました。 やはり、ここは下るのではなく登りの方向で歩きたい場所ですね。 ガレ場を過ぎると、打って変わり快適な登山道になりました。この時期なので15時近くになると夕暮れの心配になる。つとめて早足で下山して、15:10ごろ駐車場に到着。 丁度、直前に一番早く登山を始めた若者が車に戻っていて、毛無岩まで行ってきたそうだ。毛無岩までの不明瞭なルートと崩落箇所が多い事を話してくれた。 身支度を終え線ヶ滝をちょっと見て、上野村方面に向かう。今日も直帰せず、南牧村-湯ノ沢トンネル-上野村-新流町を通り、道の駅「上州おにし」へ行く。ここまでの道は、カーブは多いが混雑も無く快適に走れた。 道の駅で仮眠をし、1時ごろ起床し花園ICから関越道に入り帰宅しました。 帰宅してから編集作業をしている時に、東立岩にもルートがあったのを見つけました。地図上にもルートがないし、コル付近にも標識も無かったので残念だが仕方がない。もっと情報をしっかり調べておくべきでしたが、今回は天気でスタートが遅かったし西立岩山頂から良い展望を拝めただけでも良しとします。 |