昨日の女峰山登山後、そのまま霧降高原キスゲ平の駐車場で車中泊をして、4日は栃木県と福島県県境にある「帝釈山」に登る。 登山口の移動に1:30くらい(40km)の時間が掛かる予定なので、4:00に起きて朝食を済ませキスゲ平駐車場を出発する。 帝釈山の猿倉登山口へは、どの道を通っても時間が掛かるのでナビの通り日光市栗山地区から土呂部を通り南福島町館岩方面に向かう。栗山地区から福島に向かう時、交番の横に通交止めの看板を見つけビックリ。車を下りてジックリ内容を見ると、途中から檜枝岐村に分岐する道が崩落のため通交止めになっていた。要するに「馬坂峠」のある林道川俣檜枝岐線が通れないそうだ。少し安心して先に進むが、1台分の車幅しか無い道はクネクネと曲がり楽な道ではない。霧降高原を過ぎてからカーナビはダンマリなので、湯西川や他の分岐など都度、標識をしっかり確認する。 この、湯西川との分岐を過ぎると、ダートな路面になり更にスピードダウン。 6:30ころ県境の峠を通過、あと少しで猿倉登山口だ。まず、登山口のトイレに寄りたかったので北登山口に向かい用を済ませ、少し戻り南登山口に車を駐める。北登山口の駐車場の方が広いが、今日の駐車場はガラガラなので問題ない。 身支度をして7:06ころ、猿倉南登山口を出発する。今日の行程は、猿倉登山口→田代山湿原→帝釈山で片道3時間程度なので、さして急ぐ必要も無いし、下山後すぐ帰宅しないのでゆっくり歩く。 昨日の女峰山から比べれば、かなり楽な登山道を1時間位歩くと、木道になった。いよいよ湿原が近くなったようだ。 8:13ごろ湿原の端にある小田代に到着。そういえば、登山道の途中に山頂まで「あと1時間」と書いてあったが、田代湿原と思っていたら田代山湿原だったのですね。帰宅後探したのですが、山頂にある高層湿原で、上空から見た田代山の写真には感動しますよ。 6月~7月ならニッコウキスゲが綺麗に咲いているのでしょうが、秋を感じさせる湿原も趣があります。 9:03ごろ田代山避難小屋に到着。その隣には真新しい立派なトイレが建っていた。山小屋など山の中にあるトイレでこんな立派なトイレは初めてだ。すごいな~と思ったが、中の様子は帰りに見ることにして帝釈山に向かう。 途中でペアの登山者に出合う。この登山道に入った途端、カニコウモリが至る所に群生している。これだけあれば、撮り損ないもないだろう。 小さなハシゴを2つ登り、10:16ごろ帝釈山山頂に到着。山頂は360度の展望があるが、遠くの山には雲がかかっていて遠望はなかった。でも隣の会津駒ヶ岳はしっかり見えて、尾瀬方面の燧ヶ岳らしき山が少し見えました。 ここで昼食にしていると、馬坂峠の方から一人登ってきたが、すぐ田代山湿原に下って行った。 山頂でゆっくりしたあと、11:20ごろ山頂を後にして田代山湿原に向かう。復路は、花の撮影に時間を費やしゆっくり進む。そんな中、往路で会ったペアに再会した。程なく帝釈山山頂を通過して行った人にも再開。やはり馬坂峠から登る人のほうが多いのかな? 12:28ごろ避難小屋に到着。改めて小屋の内部を見せて貰う。正面には弘法大師像が祀られ賽銭箱もある。こんなに立派なトイレや避難小屋が南アルプスの稜線と登山口の間にあればなぁ~、と頭をよぎる。 トイレなどしっかり見させて貰った後、湿原の少なくなってしまった花を見つけカメラに納めながら湿原をゆっくり歩き山道に入る。 14:06ごろ登山口に帰着。今日は、直ぐに帰宅せず道の駅「番屋」で一眠りして深夜、高速道路に乗ることにしているので、誰もいない駐車場で軽く寝る。 暗くなると山道を走るのも疲れるので、16時ごろ道の駅に向かう。 この、林道のような道は相変わらずダート道で、湯西川分岐から25kmくらい砂利道だったろう。やっと民家が出てきたころ舗装路になった。こんなにダート道を走ったのは久しぶりだ。 道の駅「番屋」に17:00ごろに到着。静かで良い道の駅だが狭いので、まだ明るいうちはナンとも身の置き所が無い感じ。それではと先にある道の駅「たじま」に行ってみることにした。 少し進んだところに誰も駐まっていない大きなチェーン脱着場を見つけここで、仮眠をとることにした。 西那須野塩原ICから東北道に入るので、0:30ごろ出発する。真夜中の走りは、高速道も一般道も快適だ。家に戻ったのは4:00ごろ、また一眠りします。 |