皇海山
 (すかいさん)       ホームへ   
マーク
マップ のろのろハイク(皇海山 編)

登山日       2009年9月16日

皇海山標高    2144m

歩行距離      7.4Km

累積標高差     929m

登山口        群馬県沼田市

駐車場       皇海橋の両側に有り(合計25台位)
トイレ 登山口
駐車場脇にあるトイレ 皇海山登山口
鋸山 急登
急峻な鋸山が迫ってきた 鋸山への長いロープ場
皇海山 鋸山山頂
鋸山から皇海山を望む 鋸山山頂
白根山 分岐
鋸山山頂から日光白根山が見えた 庚申山と女山の分岐
分岐 青銅の剣
皇海山と鋸山の分岐 皇海山山頂手前にある「庚申二柱大神」の青銅剣
山頂 トンネル
皇海山 山頂 (展望なし) 栗原川林道にある素堀のままのトンネル

9月16日,17日は、当店の月一度の連休です。今年は、お陰さまでいつもの年と違って秋の長雨が降らないから、また山に登る計画を練り始めた。
ネットで探している内、日本100名山の「皇海山」が沼田から比較的近いところにあるのと、もう一泊を車中泊にして、近くにあるこれも日本100名山の「日光白根山」に登ることにした。
皇海山に登るには、沼田ICを下りて、尾瀬に行く道を走り途中、老神温泉を過ぎたところから栗原川林道終点に登山口がある。

例によって、15日の21時前に家を出発して、あきる野ICから関越道に出て沼田ICで下りる。
その先、尾瀬に向かうのと同じ道を行き、途中を右折してやっと栗原川林道に入るまでは、カーナビを頼りに民家の間をクネクネ曲りながら何とか林道に入れた。夜は看板が良く見えないので大変なんです。
林道は約20Kmあるらしく、ホンと走れども走れどもの感じ。途中で12時になってしまったので良さそうな空き地を見つけ、寝ることにした。

6:00に起きると天気は、まずまず良さそうだ。朝食を食べ終わった頃、1台の軽トラックが荷台に犬を乗せて走ってきた。隣に停車しておじさんが「魚釣りにきたのか」と聞かれたので皇海山に登りますと答えた。
そうだよね、こんな所に駐まっていれば、沢で釣りでもすると思うだろう。

その方は沢向こうの山でキノコを採りに来たそうだが、今年の収穫は期待できそうにないと言っていた。
そして、私の目の前の草むらに車をつっこんで落ちるように走っていってしまった。え~、こんな所に道があるなんて思ってもいなかったと、ただただ驚いた。

さて、林道を再び出発する。途中トンネルを通るが素堀のままで、近年では珍しい。昔若い頃、夜叉神峠のトンネルを通ったことがありますが、その時はまだ素堀のままでしたね。

7:10頃、やっと登山口に到着。既に数台の車が置いてある。と、思っている内に沢に架かっている橋向こうから、おばさんの団体さんがトイレに駆け込んで来た。
そうです、このまま林道を抜けて行けるのですが、沼田からは遠くなってしまいます。
トイレは、かなり清潔に使われています。

7:20頃出発、橋を渡った「皇海山登山道入口」と書かれている道標の所にも駐車場があり、先ほどの団体さんを乗せてきたマイクロバスが止まっていた。
まず、単独の登山禁止と看板が現れる。うへ~、そんなにきつい山では、なさそうなんだけどと思うが、気を引き締めろて登れ、と思うことにした。
度々、沢を横断するが都度、道標があり迷うようなことは、ありません。勾配もさほどでもない。

尾根道に出たのが、9:20頃。団体さんと、かち合わないように先に鋸山に登る事にした。誠にノコギリの刃のような山だ。
最後登りは、ロープを頼りに急勾配を登りつめる。鋸山(1998m)の山頂には、標識が無いが程良い広さで、360度見渡せる。
遠くに特徴のある山が、見えるが広域の地図を持ってこなかったので分からなかったのですが、帰宅して調べたらなんと日光白根山でした。

次に皇海山に向かう。皇海山の途中で団体さんに出会いました。様子を聞くとなんと皇海山山頂からの展望は無いそうだ。えっ、(^_^;)日本百名山なのに、何も見えないの?
見えなくて有名なそうな。その代わり直前に青銅の大きな剣があるから・・・と、言われ別れました。
確かに『康申二柱大神』と書かれた青銅の4m近くの剣が祀られておりました。
山頂に到着したのが11:50頃、山頂は広いがやはり何も見えない。先客さん2組と昼食にする。

皇海山から、下って尾根道の分岐点に着くと、先ほどの団体さんの内2人が沢山のザックを見ながら鋸山に登った仲間を「寒い寒い」と待っている。
鋸山を見ると中腹を多くの人が取りついているのが見える。今下っている最中だそうだ。
私も皇海山は展望が無くてつまらない山だった、と言ったら、おばさんが「日本百名山に選んだのは深田久弥の心!だっぺー」と言われてしまいました。

そうです、今は比較的簡単に林道が出来て、半日で登れてしまうようになりましたが、昔は足尾銅山側から登ってこないと登れなかったそうです。当然日帰りは出来ません。
帰りに、登山口にあるトイレに置いてある「龍宮温泉割引券」を1枚とって、長い林道を越えて龍宮温泉に400円で入れさせて貰いました。

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