2月17日は、まずまずの天気なので近場の山を探した結果、丹沢の北にある袖平山に決める。袖平山へは、通常なら日陰橋からのピストンが普通だと思うが「なるべく同じコースを通らない」精神に則って様々なルートを策定。 結果、日陰橋に車を駐めて「神ノ川キャンプ場」付近まで自転車で少し戻り、そこから青根からスタートしている登山道まで横断して登っていく周回コースを策定しました。 17日の6:00ごろ、家を出発して道志村方面に向かう。青根村落を過ぎたら「神ノ川キャンプ場」の看板に沿って左折する。日陰橋に向かう途中キャンプ場付近で駐車できる場所がないか探すが、唯一「エビラ沢橋」の滝の麓に数台駐められそうだが、登山口まで少し離れているので諦める。その時「袖平山へ」の道標を見つけたが明確な登山口が見つからないし地図に載っていないので、この登山道のことは頭の中に記憶して於くことにして予定の行動通りにする。 日陰橋から自転車で神ノ川キャンプ場まで下り坂を寒い中走り、キャンプ場の前にある「ジジイ宮」の祠の所から山の中に入っていく。入った途端に「登山道ではないので進入禁止」の案内板に出くわす。周りは伐採中の木材が沢山あったが誰も居ないし、何処が登山道なのかよく分からないので、ここは目を瞑って貰い進入させて貰う。 最初の山を登り終えると、後は自在に歩けるが登山道らしき道は見つからない。GPSを頼りにルートになるべく沿って歩く。アップダウンが少ないので何処を歩いて行っても問題なく歩けます。ただ、コースから極端に外れないように少し歩いてはGPSでチェックしながら進む。 9:45ごろ、林道に出ました。これで、GPSをチェックしないでも歩けます。青根からの舗装路に合流して少し進んだ所の凹んだところに車が駐まっていたので、ここまで車が入ってこれるのだと思った。その少し先にゲートがあり一般車は、ここまで。 ゲートを過ぎても暫く舗装路が続き、楽な山歩きが続く。10:20ころには舗装路もなくなり、木材などを運ぶモノレールの発着所を過ぎると、勾配が一段ときつくなってきた。新しい堰堤を過ぎると久しぶりの急勾配に鈍っている足が悲鳴をあげる。 12:07ころ、やっと「姫次」に向かう東海自然歩道に出会う。車を出発した時には良かった天気もドンドン雲が湧いてきてしまった。ここで昼食にすると景色も見られないし、更に曇天になるかもしれないので「姫次」まで行くことにした。 この道は、2009年4月に蛭ヶ岳に一泊して周回した時に歩いて以来だ。 13:07ころ、やっと姫次に到着。残念ながら富士山が雲に隠れてしまっている。ただ、風も当たらないし柔らかい日差しもあるので、ベンチでゆっくり昼食が出来る。 昼食中に蛭ヶ岳歩面から八王子さんが下ってきて隣のベンチで昼食を始めたので、少し話を始める。 八王子さんは、青根に車を駐めて蛭ヶ岳の中腹まで行ったのだが時間が無くなったので戻ってきたそうだ。それで青根からの道の最後の駐車スペースに駐めていた八王子ナンバーの車ですか?と聞いたら、その通りだった。 昼食中、山の話に花を咲かせたが、軽い食事を済ませると先に青根方向に戻って行った。 14:00ごろ、姫次を出発して袖平山に向かう。姫次から袖平山へは少し下るような感じなので、すぐに到着。山頂からは大室山が良く見える。 山頂には、「←エビラ沢橋」の表示板が倒れて放置されていた。朝に見たエビラ沢橋の表示板と繋がっているのだろう。ただ、残念ながら地図表記もないし、車に戻るのが大変なので、次のトライで実証することにした。 袖平山からの下り登山道は、あまり歩く人がいないのか少し荒れているし、かなりの急降下だ。もちろん、ここまで装着してこなかった軽アイゼンを装着して下山する。丹沢山系でもハードな登山道が沢山あるのだと実感させられた。 何度かのピーク越えをしたあと、立派な建物が見えてきた。風巻ノ頭の山頂にある休憩所は、屋根付きのテーブル席がある立派な建物です。避難小屋は別として、丹沢山系の山頂には勿体ない位の設備だ。でも、残念ながらここでゆっくりしている暇も無いのでベンチに座ることもなしに先を急ぐ。 ここからは、ずっと下るだけだが相変わらず急降下だ。16:42ころ、やっと神ノ川を越えて舗装路に出た時はホッとしました。 それにしても、日が沈む時間がかなり延びたので助かりました。12月だったら、すでに真っ暗になっている登山道を下ることになっていたでしょう。 |