篠井山
 (しのいさん)      ホームへ   
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マップ のろのろハイク(篠井山編)

登山日       2015年4月22日

篠井山標高     1394m

歩行距離      8.0Km

累積標高差     1297m

登山口        山梨県南部町

駐車場      奥山温泉登山口駐車場(10台位)
          
          御堂登山口
          (町営バス停「御堂上」広場数台。ただし
           駐車場ではないので自己責任で) 
駐車場 登山口
奥山温泉登山口駐車場        6:36 御堂 登山口           8:15
3.1Km 害獣ネット
登山道、山頂まで 3.1Kmの表示板 害獣防護ネットの右側を歩く    9:16
登山道案内板 アカヤシオ
登山道不明瞭の中の案内表示は安心する 10:00 アカヤシオがとても綺麗に咲いていた
やせ尾根 富士山
半分を過ぎた頃、左が切れ込む尾根を行く  11:06 途中、富士山が見えた    
沢の出会い キランソウ
珍しく沢に出会う      11:30 キランソウ
イワカガミ ツルシロカネソウ
シロバナイワカガミ ツルシロカネソウ
不明 0.9Km
花名不明 あと900mだけど、何処を歩けば良いのやら?
難所 尾根道
最大の難所を通過。左下は急峻に切れ落ちている やっとの思いで、尾根道に出ました   13:17
神社 山頂
尾根道の右手にある神社 篠井山山頂。富士山が少し見える  13:26
富士川 登山届けポスト
山頂から富士川を望む 山頂に登山届けポストがあるのは珍しい!
渡場の頭 ミツバコンロンソウ
下山途中、渡り場の頭で沢を渡る   14:33 ミツバコンロンソウ
明源の滝 滝
明源の滝 不撓不屈(ふとうふくつ)の滝
登山口 シャガ
奥山温泉登山口に到着     15:22 帰り道、車道脇に咲いていた「シャガ」が綺麗でした

 

梅雨のような春だったが、やっと天気が安定してきたようだ。4月22日の天気予報をみると山梨県の南部が良さそうなので、まだ登っていない高ドッキョなどの模索を始める。
この地域はヤマビルで有名な山が多いので登るならこの時期で、もしかしたら珍しい花も見つけられるかもしれない。
そこで、南部町から篠井山を自転車を使って縦断することにした。

21日の19:00ごろ家を出発。本来なら新東名の新清水ICで下りれば南部町は、あっという間についてしまうが、お金は無いけど時間はあるので、厚木ICから裾野ICまで東名高速で、あとは246号→1号線で富士市まで行く。そこから富士川沿いに北上して52号線と合流し、南部町役場前にある道の駅「とみざわ」に22:00ごろ到着いたしました。

22日6:00ごろ、道の駅「とみざわ」横にある県道801号を奥山温泉に向かって出発する。30分ほどで奥山温泉に向かう道路と別れ、登山口にある駐車場に到着。
そこから自転車に跨り、ずっと下り坂が続く来た道をドンドン戻る。走っている時に気づいたのですが、この短い区間にコンビニも無いのに、公衆便所が2ヶ所も在りましたよ!

これ以上先は登り坂になってしまう道路脇に自転車を置いて、車道歩きを始める。御堂(みどう)村落の中をテクテクと歩いていると町営のバスが結構走っている。で、バス停の時刻表を見ると7時代に2本と、次は10時代と、行き当たりばったりではとても使えないようです。

8:15ごろ、御堂の登山口を勇んで登り始める。御堂の登山口の標高が316m位で、山頂が1394mその高低差1078mなので時間がかかりそうだ。登山口から少しの所に3.1Kmの表示板が立っていた。これは山頂までの距離だと直ぐ分かり安心の道しるべだと感謝する。
しかし、僅か15分くらいの所で大きな木が何本も倒れている所で登山道を見失う。早速「地図ロイド」とGPSでルートを見つけ念のため赤テープを所々に巻いて歩く。
その後も、登山道の踏み後が薄い(無いのと同じ)道をGPSだけを頼りに進む。

この不明瞭な登山道も大木が茂る針葉樹林帯を2時間くらいで抜けられ、アカヤシオが時々咲いている登山道となった。
時々、富士山が見えたり富士川も見えたりと、まずまずの登山を楽しめていた。
11:00頃になって、やっと山頂らしきものが見えてきたので後少しかなと思っていたが、時計の高度計は970m位だ。やはり半年のブランクで筋力が衰えてしまった足には、この急登の山は堪える。

11:30ころ、沢に出会う。この場所には小さな花がたくさん咲いていて、しばしカメラで花を撮りまくる。
さて、この沢を越したところから、登山道不明瞭に加え踏み込む土が細かい石に変わってきた。そして、この登山道で最大の難関、急勾配で少し水が流れている沢を横断することになった。一般の登山道ならロープや鎖が垂れていて考えないで通り抜けるところだろうが、この道は殆ど歩かれていないので、肝心な所にロープがない。
足を置く所も傾斜になっているし、岩もない、小さな石を掴めば剥がれてしまう。対岸に太くはない木が生えているので、ザックにしまってあるロープを使って、辛うじて渡ることができました。もし、ロープが無ければかなりの距離を迂回しなければならなかったでしょう。

難関を越えても、まだまだ辛い急登が続く。ただの急登ではなく、細かに砕けた石が山頂からずっと流れ落ちている状況に、登ろうとするとズズッと滑ってしまう。ちょうど富士山の須走下山道のような感じの所を、登っていくようなもの。
体力の限界を感じながら、山頂はあと少しと思いながら頑張る。

13:17ごろ、やっと山頂に続く尾根道に到着。疲れましたぁ~。左の山頂に一旦登り返して13:26到着しました。
登山口から山頂まで約3.2Km標高差1078mを5時間かかってしまいました。
不安で昼食をとる気分にならなかったが、やっと遅い昼食にする。普段、途中で靴を脱がないが足を休ませるついでに、ヤマビルに吸われていないかも確認する。
もう少し早く山頂に着いていれば見晴らしももっと良かったのでしょうが、少し雲がかかってきてしまった。

14:00ごろ、奥山温泉登山口に向かって下り始める。こちらの登山道は山頂から大木が茂っている針葉樹林の中、九十九折れの登山道をトントンとは行かないが、順調に下っていけました。この登山道には赤テープが、こんなに要らないのじゃないのか、と言うくらい大木に巻き付いている。そう、御堂からの登り始めに少しだけ手持ちを取り付けましたが、キリがないのと自分が今何処にいるのか「地図ロイド」で確認するだけで精一杯になってしまいました。

こちらの登山道は、沢沿いに歩くので沢を何回も渡るのだが一本の沢だけでなく、あちこちから水が落ち込んでいる。
篠井山西側は多くの水が流れ落ちているが、東側には殆ど流れていなかったのは、どうしてなんだろね。
それに、沢が深いので花も殆ど咲いてないので、もし山頂で景色が堪能できなかったら、つまらない山になってしまうかもしれないなと思いました。

15:22ごろ、駐車場に到着。帰りは、52号線を南下して新東名の新清水ICから東名に入り18:00少し前に帰宅できました。
今回の御堂登山口からの登山道は、かなり疲れましたが登山道が整備されていれば変化に富んでいるし景色も良いので完全廃道にはしたくない所ですね~。
高速を使わないで1時間程度で行ける山なら虎ロープを持って行って少しでも整備に行きたい位なんだけど・・・。

最後に御堂-篠井山山頂のルートは、けっしてお勧めのルートではありません。
それでも、このルートを歩いてみたい方は踏み後やテープなどの目印も少ないので、地図とGPS測位で自分の現在地が確認できる装備は必携です。ロープも。

 

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