新大日(丹沢)
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マーク
マップ のろのろハイク(新大日編)

登山日       2015年6月24日

新大日標高    1340m

歩行距離      13.8Km

累積標高差     1406m

登山口        神奈川県清川村

駐車場        札掛森の家無料駐車場
札掛森の家 ゲート
「札掛森の家」の右側車道を行く    13:05 ゲート              13:31
イワニガナ 沢を渡る
イワニガナ 初めてタライ小屋沢を渡る    14:08
木道 丸太橋
落ちそうな木道を怖々進む 沢に架かる、もうすぐ折れそうな丸太橋を渡る
滝脇 クサリ場
小滝の脇を行く 沢の右岸の荒れた登山道(クサリ場)
尾根に向かう ドクダミ
タライ小屋沢を離れ、右の涸れ沢も右に行く  15:25 ドクダミの花
ギンリョウソウ 崩落地
ギンリョウソウ 崩落地を渡る。ロープが頼り     15:53   
分岐 新大日
やっと長尾尾根の分岐に出る   16:14 新大日山頂           16:33
三ノ塔方面 ヤマオダマキ
新大日から行者ヶ岳、烏尾山、三ノ塔を望む ヤマオダマキ
レダマ レダマ
レダマ(スパニシュブルーム) レダマ(麗玉)
シモツケ ウツギ
シモツケ ウツギ
ヤマボウシ クサリ場
ヤマボウシ 行者ヶ岳のクサリ場
イワキンバイ バライチゴ
イワキンバイ バライチゴ
烏尾山 地蔵
烏尾山山頂で三ノ塔を望む   18:00 三ノ塔山頂直前にあるお地蔵山の所を左折  18:33
塔ノ岳方面 ヨモギ平
塔ノ岳に太陽が沈む直前の山々 ヨモギ平(暗いのでピンボケ)     19:12

 

6月24日の定休日は野暮用で、どうしても11時過ぎまで時間が取れない。梅雨の時期に珍しく「晴れ時々曇り」のマークが出ているのに残念だ。
先週も平地は曇りだったので近場の「丹沢・蛭ヶ岳」に登ろうとして早朝、家を出発して1時間ほど登り始めていたら雨が降り始め、ドンドン強くなってきたので諦めて下山した。
なので24日の天気は、とても残念。そこで、遠くには行けないが丹沢の一角なら登れかもしれないと算段する。
そして、まだ歩いたことが無い「札掛森の家」からタライ小屋沢沿いに登り「新大日」に出るコースならお昼から出発しても日帰り出来るだろうと決行する。

札掛けに向かう途中の木陰で、コンビニ弁当を食べて13:00に札掛けの駐車場に到着。思った以上に天気が良いのが有り難いがちょっと暑い。
ゲートの所に「新大日方面通行止め」の張り紙があったが、とても無理なら引き返すだけである。

林道をおよそ1時間くらい歩くと、沢を渡り登山開始となる。その後は、少し壊れかけの丸太橋や傾いた木道を歩いたり、沢を5,6回行ったり来たりを繰り返す。
沢沿いに進んでいるので、極端に疲れることは無いが暑いし荒れている登山道なので疲れが増す。

15:25ごろタライ小屋沢から離れて枯沢の方に向かうが、今までと違って登山道がかなり崩壊していて、コース取りに難渋する。
ちょっとした岩壁にぶつかり、どうして登れば良いか考えるが此処を登るのは無理と少し戻り周囲を見渡すと赤テープが右側に見えている。やはり不明瞭な所は、少し戻るのが一番ですね。
こんな事をしながら登っていくので時間がかかるし、今までの沢伝いの登山分を一気に上り詰めるような急登が続きヒィーヒィー言ってしまった。

16:14ごろ、やっと長尾尾根の分岐に出会う。この場所の登ってきた登山道にはロープが張られていて通湖止めが顕著に示されている。
確かに、今登ってきた「タライ小屋沢」と尾根分岐の間を下山するのは危険だと思う。
今まで苦労して登ってきた登山道は、沢特有の小滝以外、特に見る場所も無いし花も咲くような環境では無いので、無理して通る登山道でもないと思いました。たぶん当分の間、通行止めが解除されることは無いと思います。

冬なら暗くなっている時間なのにと思いながら、新大日に急ぐ。16:33ごろ新大日に到着するが誰もいない。普通なら絶対に誰かいるはずの場所なのでちょっと寂しい。
ちょっと休憩をして、三ノ塔に向けて出発する。尾根道でヤマオダマキを見つけて写真を撮っていた時、黄色の花を見つける。キツネフリに似たような花だがちょっと違うようだ。もちろんカメラに納める。

その後も、尾根道に咲く花を短時間にカメラで撮りながら先を急ぐ。この時期に表尾根を歩いたことが無かったので花の多さに驚いた。と、いうのも昔5月下旬に表尾根を歩き熱中症で寝込んだことがあったので時期的に穴場になっていたのかもしれない。この夕方の時間でも陽にあたると暑い。

烏尾山を過ぎ三ノ塔の登り返しに、またまたヒィーヒィー言わされながら登る。18:33ごろヨモギ平に向かう目印の「お地蔵さん」に到着。ちょうど夕日が沈むタイミングで行者ヶ岳には霞が流れ時間があれば、ゆっくり眺めていたい眺望ですが、まだまだ先が長いので悠長に眺めてはいられない。
少しずつ暗くなっていく下山道だが、上りに使った登山道よりは明白に踏み後があるので間違うことなく、19:12ごろヨモギ平に到着しました。
やっと、ヨモギ平らの表示板が見つけられるくらいに暗くなってしまった。最初の予定では、このまま直進して札掛けで沢を渡り駐車場に行くつもりだったが、このまま山の中を歩くのは危険と考え、記憶の中の「BOSCOキャンプ場」に下る道を選んだ。

もちろんヘッドランプを点灯して下りますが、明るければ何ともない登山道でも踏み後を探すのは大変。時々GPSと地形図を合わせながら下っていく。この方向には沢が無いので転落の心配は無いだろうと思いながらも慎重に下る。
その内、森林伐採に使っているだろうキャタピラー道に出ました。これで間違いなく車道に出られるだろうと安心しました。

あ~、明かりも見えた~。明かりは「BOSCOキャンプ場」に設置してある自動販売機の蛍光灯でした。
車道に出てからは、もうヘッドランプも要らないくらいで車道に引かれている白線を頼りにドンドン下っていく。
20:45ごろ、やっと駐車場に到着しました。軽く登ってくる筈がとんでもない時間になってしまった。軽く見ていました(反省(-_-;)。

表尾根で見つけたキツネフリに似た黄色の花は、ネットで探したがなかなか見つからず「みんなの花図鑑」サイトの「名前を知りたい」に投稿した結果、直ぐに「レダマ(麗玉)」では?と反応がありました。
レダマの情報を探すと、間違いないと結論が出ました。この花は日本固有植物ではなく渡来したものなので、鳥か動物が平地から尾根に種を運んだものなんでしょうね。
でも、このような綺麗な花は一服の清涼剤になりますね。

 

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