今年の夏は、蒸し暑くて長かった。その割には晴天が続かなく、定休日もずっと晴れの日がなかった。 10月になってやっと晴れ間が見えたが、1.2.3.4日の短期間だけで、その後はまた晴れ間が望めない。 それで、思い切って月曜日に何処かの山に登ってみることにした。久しぶりにW君に声をかけたら、まだ登ったことが無い至仏山なら行きたいと言うので、自分も久しぶりの登山なので、適ごろかなと思い同意する。 例の如く、2日の16時に座間駅を出発して、相模原ICから圏央道→関越道で沼田を目指す。所が年中、関越道を走っているのでナビも設定せず、W君と色々の話しに夢中になっている内、右手に大きな山が見えてきた、急いでナビを起動すると沼田を過ぎていた。Uターンは出来ないので次の月夜野ICまで走り、戻る事にした。 ま、それでも目的地の道の駅「尾瀬かたしな」には早めに着いた。 鳩待峠までのバス時刻表には、5:00始発の次が6:30なので、6:30に乗る予定で起床、朝食を済ませ戸倉の駐車場に向かう。 もう、この時間になれば、到着順に9名が揃えば、順次出発している。予定より一寸だけ早いマイクロバスに乗って、鳩待峠に向かう。 7:05ごろ鳩待峠に到着。まずは、尾瀬ヶ原に下る。大昔は、普通の登山道のように岩の間を歩いたが、15年前に来た時は、すでに殆どが木道になっていて、登山路では無くなっていた。ここは楽に下って、山の鼻に到着。 尾瀬ヶ原の一部を通って至仏山に向かう。山の中を進むが、ちょっと残念なのが少しでも陽が出ていれば一部紅葉している木々が生えるのだが、高曇りの状態。ま、贅沢を言えば切りが無いが、久しぶりの登山なのでもう少し陽が出て欲しかった。 9:25ごろ、森林限界のプレートが出てきた。普通の山より、森林限界が低い原因はプレートに書かれている。 森林限界を過ぎると尾瀬ヶ原が一望できる。それも高度を増すごとに尾瀬ヶ原の詳細が見えてくるので、楽しみが増す。 一休みをしていると、おばちゃんグループが到着。典型的なグループ構成で、おばちゃん5人と前と後ろに付くおじちゃん2名で、関西弁だ。このグループとは、これから鳩待峠まで抜きつ抜かれつで、ずっと長い行動になるとは思わなかった。 それにしても見えてる山頂が、歩けども歩けども山頂に着かない。 やっとの思いで、山頂に到着したのは、12:13になっていた。当然の如く山頂は多くの人で賑わっていたし、高曇りのせいで360度の景色が見えるが、山座同定が難しいし、終バスの時刻も気になってゆっくりしていられない。おにぎり2つをお腹に放り込んで、一休みも無く、小至仏山に向かい下山を始めた。 これまた、小至仏山の山頂で大阪のおばちゃんグループに追いつかれた。 小至仏山を下り始めたら、小粒の雨が降り始めた。今日は、カッパの用意はしてこなかったので、強雨にならない事を祈りながら歩いている内に、雨は止んでくれた。 木道が出てきたので、これからは岩場歩きが無くなり少し楽になるだろう。 4年前に来た笠ヶ岳が右手に見えてきた。笠ヶ岳も特徴のある山容しているもので、東側面は大きな木が無いので、米国ヨセミテ公園にあるハーフドームに似ている。 小湿原には、なにも咲いていなかった。その後も木道が多いので、体力を使うことは無いが至仏山の登りで体力を使い切っているので、小休止が多く、おばちゃんグループとの競争は続く。おばちゃんグループのリーダーが登っている時には、「終バス15:30だぞー」と言っていたが、段々、バスの時刻が遅くなってきて、16:00になった。聞けば、戸倉の旅館に泊まるそうだ。あ~良い身分だなぁ~。 16:08ごろ、やっと鳩待峠に到着。終バスにも間に合いました。 直ぐにバスに乗り、第1駐車場に向かう。駐車場に到着しても、かなり涼しい。なので、ここで少し寝て帰る事にした。もし暑かったら大清水に向かえば、涼しい場所があるだろうと思っていたので、楽が出来た。 20:30ごろ、トイレに起きた時はかなり疲れも取れていたので、そろそろ出発することにした。 帰りの関越道は、楽に走れたが、圏央道に入ると、少し混むようになってきたが、急減速することも無く、圏央道を下りた。W君を家まで送り、家に戻ったのが24:00少し前だった。 |