笹子雁ヶ原摺山
 (ささごがんがはらすりやま)      ホームへ
マーク
マップ のろのろハイク(笹子雁ヶ原摺山 編)

登山日       2014年3月12日

笹子雁ヶ原摺山標高   1357m

歩行距離      9.2Km

累積標高差     1074m

登山口       山梨県大月市

駐車場       桜森林公園駐車場(5台位)
桜森林公園 道証地蔵
左が桜森林公園、雪で入れないので路肩に駐車 8:46 道証地蔵(地蔵は雪の中)、滝子山への分岐
登山口 東峰
林道から大鹿峠への登山口  9:45 東峰山頂   12:21
分岐 滝子山
お坊山と大鹿峠の分岐  13:08 お坊山手前で振り返ると滝子山が右手に見えた
お坊山 山頂 尾根道
お坊山 山頂    13:20 米沢山への、尾根道
米沢山 鎖場
米沢山 山頂   14:10 米沢山の下山の鎖場
米沢山とお坊山 急登
雁ヶ原摺山に取付いた所から見た米沢山とお坊山 雁ヶ原摺山山頂手前は、深い雪に急勾配
山頂手前 山頂近く
カメラは水平で撮影しています(ストックを流しちゃった) やっとの思いで、山頂の尾根道に出る
山頂 電波反射板
笹子雁ヶ原摺山 山頂   16:03 山頂をちょっと下った所にある電波反射板
登山口 登山口
笹子雁ヶ原摺山への登山口 ベンチの向こうに20号線がみえる

3月12日の定休日は天気も良さそうなので、どの山に登ろうかと考える。ただ、2月中旬に降った大雪が、どのくらい溶けているのか分からないので高い山は避けるとしても、やはり未踏の山にしたい。
結果、桜森林公園を出発して大鹿峠→お坊山→米沢山→笹子雁ヶ原摺山→笹子登山口から自転車で桜森林公園に戻る計画をする。

12日の6:00に家を出、中央道を大月ICで下りて笹子トンネルに向かう。折りたたみ自転車を目立たない場所において、笹子町にある「桜森林公園」に向かう。
桜森林公園に到着すると、雪かきした雪が積まれていて車が中に入れない状態。運良く道路脇に車を置かれたので、身支度をして8:46に出発する。

林道は両側に、ブルドーザーで雪かきした雪がうず高く積まれている。道証地蔵から滝子山に向かう登山道は、誰も歩いた様子がなく、雪深そうだ。
林道から大鹿峠に向かう標識が出たので、軽アイゼンを装着して足跡がない所を登っていく。
暫くは登山道らしかったのですが、やがて目印も無くなり、ついに道を見失ってしまった。とにかく山頂を目指せばと、少しでも登りやすい場所を探しながら登っているつもりでも、急登になる。雪が少し柔らかく、ズズッと後ろに滑りながら登るので疲れる。こんな時の軽アイゼンは、役にたたないものだ。

やっと尾根に出たと思ったとき、足跡を発見しました。助かったと、その足跡どおりに着いていくと、「東峰」の標識が出てきた。
なんと目的の大鹿峠とは、とんでもなく離れた地点に着いてしまった。でも、明確な場所だし「東峰(1421m)」は、予定に無い高い山だった。
ここで、昼食にする。昼食の最中に、おばさんが「お坊山」の方からやってきた。足跡は、このおばさんのものだったそうで、ここを良く登っているらしい。雁ヶ原摺山に行くには、大きな登り返しがあると教えて貰いました。

さて、ここまでの時間も大夫かかってしまったので早々に出かける。暫く急登も無いのでアイゼンを外してザックの後ろに括り付けて歩く。尾根歩きは、殆ど問題なく「お坊山」から「米沢山」と歩けました。

米沢山を過ぎると、ちょっと勿体ないほど下ってしまう。実はここからが本日最大の急登が始まった。
どこが登山道かは分かり難くなってしまったが、とにかく山頂を目指し、北面の急勾配をストックを雪に深く突き刺し、ストックを頼りに一歩一歩登って行く。
途中でストックの先のゴムを外そうと、ストックを雪の上にポンと置いたら、1本が谷に向かってツッツーと滑っていってしまった。
ストックが雑木に当たりやっと止まったのを見届け、ザックが滑らないような場所に下ろし、ストックを探しに深い雪の中を下る。
ところが下っている最中、どれも同じような雑木に見えて中々ストックが見つからない。かなり下った場所で、もうこれ以上下ると再度登るのが大変と思い、残念だがストック回収を諦めて戻ることにした。
そしたら、ラッキーにも雑木に引っ掛かっているストックを発見、無事回収して元の所に戻り再度山頂を目指す。
この、登り返しだけで1時間くらいかかってしまった。

やっとの思いで、山頂に到着したのは16:03と、大変な登山になってしまった。富士山は、もう薄暗くなってカメラには残せない状態で、残念でした。
本当は、先に笹子雁ヶ原摺山に登り大鹿峠に向かった方が良いのですが、自転車を使って車道歩きを省くには勾配の関係で、なるべくペダルを漕がなくても済むように桜森林公園を出発点にしたわけです。

山頂からの下山では、柔らかい雪なので何回も転んだりしている内にザックに括り付けていたアイゼンを落としたのを気がつかないで下ってしまいました。
かなり下った頃、登山道も見失ってしまったが、何とか登山道を見つけられ、17:23に登山口に到着しました。

本日の教訓は、雪深い時は初めての山は避けた方が良いだろう、でした。

Copyright (C) 2014    亀男    Zama / Kanagawa          PageTop