今年の梅雨明けは、昨年よりも1ヶ月も遅く7月29日にやっと開けた。あまり蒸し暑くもなく涼しい梅雨だったので仕事はサッパリだった。 31日の定休日は早速どこかに行かねばと探し、ギリギリ日帰りの範囲なので蓮華岳に登ることにした。 少し遠いので、30日の17時頃家を出発し相模湖ICから中央高速で安曇野ICまで走る。安曇野ICからはカーナビ誘導コースで扇沢駅の無料駐車場に21:30頃到着した。無料駐車場は混んでいて、あいているのは後5~6台くらい。 明日の朝は、5時過ぎには出発したいので、早めにタイマーをセットして缶ビールの勢いで寝込む。 扇沢駅舎内のトイレに行き洗面を済ませ、朝食を済ませて身支度をしていたら5:25頃になってしまった。晴天の元とはいかなかったが、まずまずの天気のもと、登山口へ向かい、登山計画書を提出して5:40頃、出発した。 4年前、針木岳に登ったコースと針ノ木峠までは同じなので、何となく思い出しながら歩いたが、沢を徒渉する回数が多くなった感じがした。 7:00ごろ第1目標の大沢小屋の横を通過。あと少しで雪渓登りが始まるぞ。 7:47ごろ針ノ木雪渓へ出た。今回は普通の6本爪アイゼンを着けて雪渓に入る。思ったより天気が良くなって目が痛い。サングラスを持ってこなかったことを悔やむ。 雪渓の後半は徐々に勾配がきつくなってきて、立ち止まることが多くなる。 9:00ごろ、やっと雪渓が終わりアイゼンを外し夏道を歩くが、これまた勾配がきつく歩みが遅い。 針ノ木峠がかすかに見えてからの九十九曲がりは最後の苦行、蟻の歩みのようだ。 10:16ごろ、針ノ木峠に到着。当然、針ノ木小屋の前の広場で大休止。今日はここも大賑わいだ。 針木岳の方は綺麗に見えているが、蓮華岳の方は岩場が壁のようにたちはだかていて良く見えないが、おおむね良好のようだ。 さて、いよいよ蓮華岳に向かって出発する。壁のような登山道から眼下の山小屋がドンドン小さくなっていく。急登の先は比較的穏やかな稜線が続いていた。 稜線沿いの小石の間からコマクサが、あちらこちらと花を咲かせている。コマクサ以外の花も多いが、先に山頂にたどり着かねばならないと足を進めるが疲れがピークに達していて遅々として進まない。 11:59ごろ、やっと蓮華岳山頂に到着。360度の展望だが、針木岳方面だけなんとか見えて、他は雲に隠されて残念ながら見えない。 山頂で、昼食のおにぎりを食べ始めたら、トンボだけかと思ったらブユも混ざっていて首や肩を指されてしまい、落ち着いて食事ができなかった。 帰りは、花を撮りながらゆっくり下山する。この時期にコマクサが綺麗に咲いているのは、標高のせいだけなのでしょうかね。とにかくコマクサが綺麗です。その他の花も多い。 針ノ木峠に戻ったのは14:02ごろ、人影も少なくなりガスがかかってきました。早く下山しろと言わんばかりです。 しかし、ここでもまた花が咲いているので、道草を食って遅々と進まない。 針ノ木雪渓に入った頃から、かなりガスが峠の方から吹き下ろしてきて景色は全く見えなくなってしまいました。 六本爪アイゼンは、歩きにくいですね。以前は十本爪アイゼンで下った時は、スケートのようにスイスイと安心して下れましたが、六本ではスイスイとはいかず一歩ずつです。 15:48ごろ、雪渓が終わった頃にはガスが晴れてきました。ガスが晴れた代わりに、空には雨雲のような雲が覆っています。 雪渓から直ぐのところにニッコウキスゲとオオバキボウシのお花畑がありました。少し高い場所なのでカメラで撮るだけでしたが綺麗に咲いてました。 前回は最後の30分くらいで、土砂降りの雨に遭ってしまったので、急いで下りたいのですが、足が痛くなってきてスピードが上がらない。 16:44ごろ大沢小屋通過。雨に降られないようにと気はせくのですが、足が進みません。 作業車道に出た時は、ほっとしました。疲れた足には、車道を歩いた方が楽かもと二区間、車道歩きをしました。 18:18ごろやっと駐車場に到着。なんとか雨には降られずすみましたが、どうせなら今から降ってくれれば涼しくなるのですが、思うようにはならないですね。 車内で下着まで全部替えて、そのままパンをかじり、アルコールを少し加えて寝込む。 1:30頃に起きて、深夜の中央高速を楽ちん帰宅をし、5時頃帰宅しました。 |