前回の「棚横手山」から、ほぼ2週間になるし27日の天気が良いとのことから、近場で良さそうな山を色々探す。 山梨百名山を眺めていると、まだ登っていない山が沢山あるものだ。その中から笛吹市から登る「大栃山」が展望も多少ある様なので、この山に決定。ただ、この山の登山道は昭文社の地図に記載が無いので、ネットから檜峯神社-トビス峠-大栃山のGPSデータを探し地図ロイドに落として登山地図にする。 27日も少し早めに家を出て、相模湖ICから中央道に乗る。関東甲信地方の天気予報は、とても良いはずだったが雲が厚い。笹子トンネル先の天気を期待して進む。 談合坂SAでトイレの後、檜峯神社の座標をカーナビにインプットすると、道路の表示が無いにも関わらず神社の表示があったので、ここに設定するとルートが設定された。 一宮御坂ICを下りてR137を河口湖方面に向かう。カーナビの指示されたところで右折し細い道を進むと、しっかりしたゲートに突き当たった。 檜峯神社へは林道の途中に「害獣よけのゲートがあり自分で開閉する」とあったので、このゲートかと思った。簡単にゲートが開けられるものと思ったら、厳重に鍵がかけられていてゲートが開けられない。 おかしいと思い、カーナビで現在地を見ると、なんと檜峯神社の林道から大きく通り過ぎている。バカカーナビにやられてしまった。 バカカーナビと話が出来たら「おまえ、この道から檜峯神社にどうやって行くつもりだったんだよ!」と言ってやりたかった。檜峯神社は一本の道しかないのに。帰宅後、どの道に入ったのか調べたら「日向坂峠(どんべい峠)」に向かう道で、冬期閉鎖中の道路でした。 まず檜峯神社への入口へ正確に到着し、そこでジックリ入り口を探すことにして再びR137を一宮御坂に向かう。見つけました、「←檜峯神社」の看板。 後は、簡易ゲートも通り問題なく檜峯神社に到着しました。 8:15ごろ、身支度を済ませ神社の前を通り鳶巣(トビス)峠に向かう。天気は雲の切れ間が少し出てきたので、早く晴れてくれるのを願いながら、なだらかな登山道を進む。 あっという間にトビス峠に到着。右に進むが、急登も雪も殆ど無く足に優しい登山道を50分位歩いたら、大栃山山頂に到着。なんと神社から1時間くらいで山頂に到着した。 山頂からの展望は甲府方面が開けているのだが、モヤがかかっていてボンヤリとしか見えない。かなり雲はきれているが残念だ。富士山は丁度、逆光となって今一つだ。ま、展望が開けているのを確認しただけでも良しとする。 来た道を戻ると10:00少し前にトビス峠に着いてしまった。あまりにも簡単な登山に物足りず、反対側の神座山を登り、途中の分岐から戻るつもりで、御坂山塊を登り始めた。 神座山への登山道は先ほどの登山道とは打って変わり急登になり、合わせ積雪も深くなってきた。ただ雪が凍っていないので、アイゼンなしでも何とか登って行けた。 10:48ごろ神座山山頂に到着。2013年12月に鳥坂峠から、ここを通過して釈迦ヶ岳に向かったのだが、同じ雪の中の山頂なのに新しい山に登った感じだ。登山ルートが変わると違う山のようだ。 遠くには、釈迦ヶ岳の尖った山容が見える。 尾根道の途中、釈迦ヶ岳がドンドン大きくなり尖った山を見ていると、このまま釈迦ヶ岳に登ってみようと思った。当初には釈迦ヶ岳まで登る事は想定していなかったが、下山道の確認も出来たし、時間的にも問題ないと登る事にした。 釈迦ヶ岳は今回で3回目になるが登山道の急登は、やはりキツい。最初の太いロープは相変わらずで頼もしいが、此処よりも次のロープ場に欲しい太さだと思う。 いままでスノーパッドだけで登ってきたが、山頂直下で六本爪アイゼンを装着。 最後の力を振り絞り、12:26頃山頂に到着。山頂には今回も誰も居なく、お地蔵さんニコニコと迎えてくれた。 山頂からの展望は360度良いのですが、モヤっていて綺麗な景色は望めませんでした。勿論、山頂で昼食です。 13時ごろ少し早めに山頂を下り、13:25ごろ檜峯神社への分岐に到着。分岐案内板には「この下山道は急なので初心者は、15分先の下山道を・・・・」と書いてあったが、アイゼンを着けているので問題なしと下山道を下る。 確かに、この登山道はかなり急峻だ。雪が緩いのでアイゼンも関係無しで滑る。ロープを頼りに下るが、何回も尻餅をついた。ここは積雪前のほうが、枯れ葉で滑って怖いかもしれないと思った。 半分ほど下ると急峻な箇所は少なくなります。ルートはロープも張ってあったり目印テープも沢山あるので迷う事はありません。 14:17ごろ林道に到着。林道を少し歩き檜峯神社に戻り、御礼参りをして帰路につく。 |