15日の定休日の天気予報は晴天になりそうだ。秩父の大ドッケ山にある福寿草自生地に、前から定休日と天気があえば行ってみたかった。 ここは、時期がズレると単なる苦行になってしまうのでチャンス到来だ。 14日の18時前に家を出発し、相模原ICから青梅ICまで圏央道で進み名栗を通って秩父の道の駅「あらかわ」に車を駐める。 空には星が沢山輝いている。やはり座間の空とは違うが少し寒い。 朝5時にタイマーで起きたが、まだ星が満天に輝いている。ま、出発地まで遠くないので陽が出るまで寝ている事にした。 5:45ごろやっと日の出になったので、朝食・トイレを済ませ出発する。 秩父市内の方に少し戻り、秩父さくら湖の湖岸を走り、バスの終点にある大日堂駐車場に車を止める。 さすが、福寿草開花のタイミングと快晴の天気で、後からドンドン車が入ってくるが、この駐車場は5~6台しか駐められない。駐められない車は、適当に路肩に駐めてくるだろう。 身支度をして、7:28ごろ出発する。 橋を渡り、民家が無くなった所で右に登って行く道が登山口のようだ。ただ、普通の登山道のように、案内標識は一切無いバリエーションルートなので、GPSと詳細地図が必須だ。 最初の内は、なだらかな山道を進んでいる内に、昔の民家が廃屋になっていた。 昔の暮らしは、炭焼きかな? などと思いながら山道を進むうちに山道は自然消滅し、涸れ沢や鹿除けネットにあたる。 9:08ごろカラ沢出合いに出る。ここから沢をずっと進むことになるが、足が思うように進まないので、何人もの登山者に抜かれた。たぶん、この時期で無ければ、カラ沢を登る人なんかいないだろう。 カラ沢には、ハナネコノメ草なんかも咲くみたいだが、少し早かったのか見つけられなかった。 かなり高度を上げたなと思った頃、日陰には雪の塊が残っていた。 10:25ごろ、上の方に緑色の草地と人だかりが見えてきた。福寿草自生地のようだ。 やっと、福寿草自生地に到着。思ったより広い範囲に生えている。ただ、やたらと踏み込んでしまったらもう生えなくなってしまうので、自生地の中の細い道を注意深く歩き、花をカメラに収める。 これだけ沢山の福寿草があるので、カメラも満腹になったと言っいるようだ。 これから満開になる蕾もあるし、開ききった花もありで、丁度良い時期でした。今回で5回目だと言う人は、やはり少しづつ早くなっているとの事。桜と同じで様々な花が早く咲くようになっている。 満足したので、この上に行って昼食にすることにした。自生地から右の尾根に移り、急登が続き一寸キツかった。 11:21ごろ、大平山-大ドッケの尾根道に出た。ここでおにぎりを食べながら景色を眺めるが、落葉樹に囲まれて雄大な展望は見られないが、木々の合間から遠くの山を見ながら体を休める。 十分休んだ後、これからは峠ノ尾根を下りのみだ。下ろうかなと思った時、10人位のおばさんグループが登ってきた。そしてグループ長の男性に「自生地は、この尾根の下ですよね」と聞かれたので「その通りですが踏み跡が薄いので気をつけて下って下さいね」と言った。流石、グループ長だけあって既に1回以上は来ているようですね。それでなければ、尾根道から何処がカラ沢か分からないと思う。 自分も最初、反時計回りで歩こうかと思ったが、尾根道に何にも目印がなかったらGPSだけで自生地に向かって下るのは難しいと思い、時計回りにしました。大方の人は時計回りか、カラ沢の往復でした。 それでは下山開始。途中、「独標」の山頂表示板は見つけられたが、「大ドッケ」の表示板は見つけられなかった。というより、大きなコブが無いので気づかずに通り過ぎてしまったのかもしれない。 ずっと急勾配も無く、木々に景色も見えず淡々と下る。 かなり高度を下げたころ、送電鉄塔が見えてきた。鉄塔のそばに行ったら、初めて視界が開けた。目の前の山は地図では大持山と子持山らしい。ただ、両山とも登ったことがないので・・・。その奥にある武川岳は登ったが、多分見えないだろう。 その後も、淡々と下り林道に出て朝、通過した登山口に戻り、14:08ごろ駐車スペースに戻りました。 少し休んで帰ろうと思ったが、秩父の町を早く抜けたほうが良いと思い、直ぐ出発し県立名栗げんきプラザの駐車場で1時間くらい寝てから帰宅した。 |