9月2日は、台風15号による雨が強いが、3日には東北地方の太平洋上を抜けてしまう予報が出た。と、いうことで3日は東北以南は台風一過の晴天になる予報が出ました。 それで、今夏に行ってみたかった日光の「女峰山」を登る事にした。栃木県日光は距離的に、それほど遠くはないが圏央道や首都高速を使っても高速道路料金が高い。なので簡単に行けない山行を効率良くするべく、次の4日には直ぐ近くの「帝釈山(南福島)」も登る事に計画する。 2日、18時ごろ家を出発して圏央道の相模原ICに入り、圏央道→東北道→日光→霧降高原と走り、22時ごろキスゲ平の駐車場に着いた。ただ、駐車場にトイレがあるはずなのに、トイレらしい建物が見つからない。車を駐めて懐中電灯を持って不審な建物に行ってみると、なんと出入口がシャッターの公衆トイレだった。真夜中だと分かりにくいトイレで都度、開閉しなくてはいけないのも面倒なトイレだ。 キスゲ平は、かなり冷え込んできた。寝袋を持ってきて良かった。 4:30ごろタイマーで起きると、地平線が赤く染まって良い天気だ。他の車も、起き出して支度を始めている。 今日は行程が長いので、なるべく早く出発するように朝食を済ませ身支度をする。早い人は少し暗いうちに出発している。 5:54ごろ駐車場を後にし、トンネルを抜けキスゲ平園地に入る。1445段の階段は最初は緩やかだが、1000段を過ぎる頃には、もう心臓バクバク。山の急登よりもキツいかも。 6:30ごろ階段も終わり回転式ゲートを抜けると、目の前の小丸山山頂の標識がある。ここが、登山口のようなものだ。 今日の行程は往路にほぼ5時間もかかるロングコースだし女峰山へのピストンなので、花の撮影は帰りの復路で撮ることにして黙々と進むことにした。 山の天気も刻々と変わるもので、徐々に男体山の方から雲が湧き出している。早く山頂に着かないと、と思うが登山道はゴロ石や岩も多く難儀な登山道だ。 赤薙山を過ぎ、9:28ごろ一里ヶ曽根独標に到着。この山頂は360度の展望があり、今まで登ってきた山や、これから登る山を小休憩を兼ねながら眺める。 まだ、いくつかのピークを越えないと女峰山には到着しないようなので、頑張って先に進む。水場の案内板を通過して少し進むと岩場が多くなり、何となく山頂が見え隠れしてきた。 10:29ごろロープ場を越すと、一気に山頂が見えてきた。あと一息だ。 10:47ごろ女峰山山頂に到着。山頂は360度の展望があるが、少し狭い。日光市内の方からドンドン湧いてくる雲の方面はダメだが、他はかなり良く見渡せた。今夏では一番の展望に会えた。 勿論、ここで昼食を済ませる。 昼食後、11:40ごろ山頂直下にある女峰神社に手を合わせて、下山を開始する。帰り道は花を撮りながら進むので、行程時間は無視。それに、歳には逆らえず下山の方が辛くなってきたので、花を撮りながらゆっくり下山した方が楽である。 それにしても、この登山道はキツい道だと思う。先ほど山頂に向かっていた若い人が、その後山頂からUターンしてきて追い抜かれてしまうくらいなのです。 赤薙山と女峰山の尾根道は、復路ではストックを殆ど使えないくらい岩稜の道が続き、下る方が怖いのだ。 ま、暗くなるまでに駐車場に戻れれば良いと、ゆっくり花を探しながら下る。 9月になってしまったとはいえ、先ず先ずの花を探せたと思いながら、16:07ごろキスゲ平に戻ってきました。そして天空回廊の長い階段を下り、16:35ごろ車に戻りました。 今日はこのまま家に戻るのではなく、ここで車中泊をして明日の朝、帝釈山に向かうのです。 少し暗くなった頃、車の中で軽食を食べ、足にトクホンをベタベタと貼り、アルコールを少し腹に入れて寝袋に潜り込む。今日も寒そうだ。 |