定休日30日の天気予報は山梨か神奈川地方が良さそうなので消去法で探していった結果、山梨県の瑞牆山に決めました。これで3回目となる瑞牆山は、みずがき山自然公園近くの登山口から地図には無いパノラマコースを歩き「カンマンボロン」を見て、北側の登山道を下る周回コースを計画する。パノラマコースとカンマンボロンの位置はヤマレコからGPSデーターを貰いました。 例によって29日の18時ごろ家を出発して相模湖ICから中央道に入り、須玉ICを下りて増富、信州峠に向かう。21:30ごろ、みずがき山自然公園の駐車場に到着。この前の女神湖ほど涼しくは無いが快適な気温でよく寝られました。 4:30に起きて朝食を済ませ、少し戻り登山口の駐車スペースに駐める。このコースを見つけた時の写真は案内看板が立っていましたが、今は根元が腐って倒れてました。 身支度を済ませ、6:04ごろ瑞牆山に向けて出発する。すぐY字路に出くわし、さてどっちに行くのかと早速、地図ロイドを立ち上げて確認し、川の方に寄るので右側に進む。 暫くは急勾配も無く、登山道の踏み跡もしっかりしているしスムースに進む。約1時間くらい歩いた頃、左手に特徴のある岩峰が出てきたので、GPSで確認すると、目的のカンマンボロンの近くまで来ていた。 良く周りを見渡すと、赤テープが岩峰の方に向かっていたので従って進むと、写真で見た岩の入口がありました。ザックを下ろして細い隙間を通過すると、狭いがテラスに出て岩峰を見上げると、梵字のように彫り込まれた岩が目の前にありました。 弘法大師が書いたとされている仏教語のカンマンボロン(梵字)は、確かに自然に掘られたとは思えないので、誰かが刻み込んだのでしょう。この、遥か上には岩が天井のようになっていて、圧巻です。 カンマンボロンをじっくり見た後は、パノラマコースの先に進むが、思ったより目印が多いので迷うような事もなく、危険な所もなく9:00ごろ一般の登山道に合流。 メインの登山道は相変わらずの賑わいで、今までの静寂なコースと打って変わり、老若男女が行き交っている。 そんな中、大ヤスリ岩を少し見下ろせる場所で男女のグループの若い女性が、大ヤスリ岩を指して「あの岩、かわいい!」と言った。私も含めグループのみんなで一瞬、「?・・?・・!・・」とキョトン。若い男性は「う~ん、ちょっと表現の仕方が違うな~」とか言って笑っていた。 でも、「かわいい!」で良かったよね。もし、目を潤ませながら「あの岩、頼もしい!とか、すてき!」なんて言ってたら同僚の男性はビックリものだろう。 良かった。良かった。 9:36ごろ山頂に到着。だいぶ雲が多くなっていて八ヶ岳は見えなかったが近隣が何とか見えたので満足。昼食の時間には早いが、下る途中で良い場所があるかどうか分からないので、山頂で食事にする。展望しながらの昼食は久しぶりだ。 10:20ごろ山頂を下り、不動滝方面に向かう。こちらの登山道には大きな岩は無いが、やはりキツい下山だ。途中に弁天岩があったが、木々に阻まれて写真にうまく収まらない。 11:32ごろ沢を徒渉すると直ぐに不動滝が現れた。この滝は横の岩が水流で削り取られて、変わった滝の流れとなっている。珍しく趣のある滝だと思う。 12:10ごろ垂直に切り立つ岩峰に出合う。そこにはザックが置いてあったので、今頃上に登っているのだろう。よく見ると岩肌にはボルトが打ち込んである。どうしたらこんな所を登れるのだろうと暫し上を眺めていた。 12:34ごろ林道終点の広場に出る。かなりの車が駐まっているが、ロッククライミングで入山している人も多いのだろうと思う。 そこから少し進むと、芝生広場→の案内に進み、散策路を進む。 ここは、みずがき山自然公園の中だと思うが、この時期はマルバダケブキの群生だ。こんなにマルバダケブキを沢山見たのは初めて、飽きるほどだ。 13:22ごろ、みずがき山自然公園の駐車場横に戻った。良く考えたら、ここから出発しても良かったなと思ったが、少し車道を歩き車に戻る。 思ったより早い時間に戻れたので、帰りの中央高速の渋滞に嵌まらずに帰ることが出来ました。 |