この時期、山の紅葉は既に過ぎているだろうが少しでも見られたらと思い、秩父三峰山に行くことにした。一般的なコースは三峯神社の駐車場から霧藻ヶ峰か、その先の白岩山の往復が一般的のようです。 でも、出来るだけ同じ道を通らない信条なので色々ネットで模索をした結果、大血川上流にある太陽寺近くの空地に車を駐めて表参道口まで自転車で下り、表参道→三峯神社→妙法ヶ岳→霧藻ヶ峰と周回することにした。 座間から秩父へは、距離のわりに時間がかかる所なので、何時ものように14日の18時ごろ家を出発して、相模原ICから圏央道に入り青梅ICで下りて秩父市に向かう。 秩父市内で軽夜食を済ませ、目的地に一番近い道の駅「あらかわ」に21時ごろ到着。R140から少し逸れるので道の駅は静かで車中泊らしき車は全く駐まっていません。大型車も全くいないので快適だと思ったら、横を電車が通っていたんですね。でも、田舎の電車なので2本くらい通過した後は記憶にありません。 15日、4:30ごろ起床し、朝食を済ませ太陽寺に向かう。太陽寺の入口に空地があるし、この先は通行止めなので誰の迷惑にもならないだろうと考えていました。身支度をしていると寺の方から犬3匹が吠えながらやってきた。 後から来たご婦人に「ここは太陽寺の駐車場で、イベントの時に使うので長時間の駐車はダメ」と言われ、この上の浄水場の邪魔のいならない所に止めなさいとのこと。 寺の駐車場なら、それとわかるように「関係者以外駐車禁止」と書いてあれば駐めなかったのに、と思いながら大血川浄水場の片隅に駐め、自転車に跨がりました。 R140(採甲斐街道)までは、ペダルを踏まず、車も通らないので楽々に走れました。でも、R140は狭いし大型トラックも走るので怖いので、路側帯の広い所で車をやり過ごしながら進み、やっと公衆トイレに到着。 トイレ敷地の片隅に自転車を折りたたみデポする、7:52ごろ三峯神社表参道口に向けて出発。R140は、ただ歩いているだけでも狭いので怖いなと思っているうちに鳥居が見えてきました。 この大きな鳥居が表参道の入口、昔は三峯神社参拝はここから登っていたのです。鳥居をくぐると荒川を渡る登竜橋を渡りますが、荒川沿いの木々の紅葉が丁度見頃でした。表参道は暫く荒川沿いを進み、清浄の滝を過ぎると山道になります。この表参道は意外と勾配がキツく辛いが、樹林があまり深くないのが幸いです。 10:02ごろ三峯神社の一角に到着したようで、観光客が展望台で景色を眺めていました。展望台からは秩父市街地が見え、東の方向には少し尖った山が見えたので、あれが妙法ヶ岳だろうと思いました。 日本武尊の銅像を見た後、観光客と三峯神社を参拝し、奥宮に向かいました。 奥宮の鳥居までは、とても快適な道で楽々進みましたが、奥宮(妙法ヶ岳)の直前は険しい山になり、最後は鼻が閊えるような階段にクサリ場も登場。 11:31ごろ三峯神社奥社(妙法ヶ岳)に到着。山頂は神社が殆どをなので、休むスペースは少し狭いです。展望は和名倉山から両神山と、雲取山方面が見えました。当然、暖かな陽のさす山頂で昼食タイムです。 食事が終り、少し休んでいる時、団体さんが登ってきました。丁度良いタイミングなので、14人の団体さんが登り終わった時に下山を開始し、霧藻ヶ峰に向かう。 霧藻ヶ峰への登山道も、足に優しいとても歩きやすく、1時間位で地蔵峠に到着。地蔵峠から少し進むとトイレがあります。山頂にトイレだけがあるのは、この他に武甲山がありましたが、どちらも埼玉県です。山頂にトイレが設置されているのは、とても珍しく流石、埼玉県です。 トイレの先に岩に彫り込められたレリーフがありました。秩父宮両殿下の御尊影で、昭和8年に此の山に登山をされた時に、この山の名前を「霧藻ヶ峰」と命名されたそうで、それ以後「燕岩」を改め「霧藻ヶ峰」としたと記されています。 霧藻ヶ峰山頂の展望は和名倉山方面だけです。 山頂の休憩所を覗いた後、下山しようかと思っていると、雲取山方面から若者が下ってきた。雲取山まで行ってきたそうだ。神社の駐車場から往復21kmあるが、今までのような道が続くなら若くなくても可能かもしれないと思った。 地蔵峠から太陽寺に向けて登山道を下る。途中にベンチが3箇所も設置されている立派な登山道だが、殆ど使われていないようで踏み跡が薄い箇所が多い。 お清平への分岐を過ぎ、1度目の林道横断までは問題なく通過できた。林道を横断した直後は、しっかりした登山道も林業の整備の為か踏み跡が判らなくなるし、ピンクのテープがあちこちの木に巻かれていて道を間違えたようだ。 でも、目の下に林道が見えたので何とか林道に下り、GPSで次の登山口を見つけ登山道に入っていきました。 林道を少し歩き、15:18ごろ浄水場に戻りました。あとはR140の公衆トイレに行き、自転車を回収しました。帰宅の道順をどの道を通って帰ろうかとスマホや地図で探していると、紅葉を撮影しようと多くの車が入ってきた。 紅葉も、朝の時間では早すぎるし、この時間では暗くなり始めて、ちょっと残念でした。 帰りの道は、正丸峠経由で青梅ICに向かいました。 |