相変わらず不順な天気が続き、秋晴れの無い10月が、もうすぐ終わろうとしている。やっと26,27日に晴れマークが出そうだ。 悶々としていたので仕事をやり繰りして27日、遠くの山に行くことにした。 さて何処の山に登ろうかと思案した結果、日本200名山にも選ばれている長野県の経ヶ岳に決めました。この経ヶ岳は日本200名山なのに山頂からの展望がないので人気が無いようです。それに花の情報も殆どありません。この時期なので敢えて此の山にしました。 例の如く26日の18時過ぎ家を出発し、高遠町にある道の駅「南アルプスむら長谷」を目指し中央高速を走り、諏訪南ICで下りる。高遠町の杖突街道を走り、美和湖の横にある道の駅「南アルプスむら長谷」に22時ごろ到着。外はかなり寒く6度くらい。驚いたのは、この時期や地理的に不便な割に10台位の車が車中泊しているようだ。それとこの道の駅には大型トラックが駐まっていないので静かでありがたい。 4:30に起き軽い朝食を済ませ、40分位走り伊那ICの先にある仲仙寺の駐車場に向かう。仲仙寺の手前に公民館があり、その裏の大きな駐車場に車を駐める。丁度1人のハイカーが出発していった。 6:30ごろ身支度を済ませ、仲仙寺の境内を通り山の中に入る。ただ、最初は作業路などが入り組んで少し悩むが、案内板と目印で登山道を進む。 深い樹木の中の登山道には沢山の枝が落ちているし倒木も多い。少し歩きにくい登山道だが、岩石が無く足には優しい道です。 約1時間30分ほど黙々と登り、やっと4合目に到着。ここは大泉ダムとの分岐だ。 4合目を過ぎると、今まで歩きにくかった落ち枝や倒木が全くなくなり、歩きやすくなった。 8:40ごろ5合目に到着。ここには丸太のベンチがあったので、小休止していると同年代のおじさんが到着。先に出発したが、登山道は相変わらず深い樹林帯の中。急勾配ほどでもないが景色が見えないのは、疲労感が増す。 9:36ごろ7合目に到着。ここで、初めて伊奈市方面が少し見えました。直後、先ほどのおじさんも到着。 ここで山頂らしきピークが見えたので、「あれが経ヶ岳山頂ですかね~?」と話しあった。小休止中に後続にまわり、少し離れて後を追って進む。 10:37ごろ8合目に到着。なんと7合目で山頂かと思ったピークがこの8合目だった。この8合目は展望地と言うよりも山頂に近いくらい270度位の展望があります。隣の御嶽山の山頂には雪が沢山積もっている。もう雪が積もる時期なのだ。 少し霞がかかった感じで、ピーカンとまではいかないが今年の夏以後では一番綺麗に見えたと思います。 9合目を過ぎると、この山にも雪が出てきた。2000mを越える山はアイゼンの携行をしなくて行けない時期になってしまった。 山頂が間近に見えた頃、先行していたおじさんが休んでいて、もうここで下山すると言った。あと一息なのだが、どうせ山頂からの展望はないので、ここから戻っても同じかもしれない。 それに長時間歩いているし、8合目から幾つかのコブを越えるのがかなり辛い。ギブアップしても仕方がないだろう。 最後の坂を登っている時、多分駐車場に到着した時に出発していったハイカーと思う方が下ってきた。 11:46ごろ、やっと山頂に到着。木々の間から少しだけ山頂に雪を纏った北アルプスがちょっとだけ見えたが、他の展望はありません。 勿論、ここで昼食にするが、体力があれば8合目に戻り、景色を堪能しながら食事にしたいものだ。景色は見えないが陽は程良く当たり、誰も居ない山頂で食後は体を横にして軽く寝る。 12:30ごろ山頂を後にして、下山を開始する。 8合目で再度、景色を眺める。また少し霞が多くなったようだが、太陽の向きで南アルプスが良く見えたように思う。 14:20ごろ5合目まで戻れました。ここの登山道は、岩石が無く本当に足に優しい登山道なので、下りはとても楽だ。それに鎖、ロープとか梯子など危険な場所も無く、まるで奥多摩の道のようだ。 4合目からの歩きにくい落ち枝の多い中を下りながら考えたが、山の手入れが悪いのが原因かなと思いました。大きな木や小さな木が雑然としているし間引きが少ないと思う。 15:42ごろ仲仙寺の本堂に到着。無事に下山したことに手を合わせ車に戻り、伊那ICから帰宅する。 |