11月2日定休日の天気予報は、当初曇りだったので頭の中に入っていなかったのが、日曜日ごろの天気予報では全国的に良い天気になるらしい。 仕事も一段落したし急遽、山へ行くことにして何処の山に登ろうか、紅葉はどうかなどネットで探した。 天気のことも考慮に入れ、結論は山梨県の日向山の先にある鞍掛山に決めた。ここは2013年3月に登っているが、甲斐駒ヶ岳が今ひとつすっきりしない写真しか撮れなかったので、天気予報と紅葉を期待して行くことにした。 例の如く、1日の夕方出発して、相模湖ICから韮崎ICまで中央高速を走らせ、道の駅「はくしゅう」に21時ごろ到着する。ここまで来ると、やはり寒い。アルコールを少し入れて少し暖めてから寝袋に潜り込む。 5時のアラームで起きるが、まだ星が出ている。食事を済ませた後、これでは早すぎると思い7時に出発するこそにしてまた眠る。 7時に起きると、すっかり明るくなっていて山も綺麗に見える。急いで日向山の駐車場に向かう。 駐車場は、すでに5台位駐まっていて最後に来て身支度をしている、静岡ナンバーの枯葉マークを付けた車の横に付ける。おばさん一人で来たようで、大したものだと感心しながら、自分も身支度をする。 7:43ごろ登山口を出発する。日向山は、途中にもあるように「日向山ハイキングコース」とあるように、なだらかな傾斜が続く楽な登山道だ。途中、先に出たおばさんが、食べ物を口にして休んでいた。この夏、熱中症になり、まだ歩く時に体が右に倒れぎみになるそうだ。ゆっくり登って下さいと別れ、その後は下りの1人と出会っただけだ。 日向山の花崗岩の砂丘に9:30ごろ着いた。久しぶりにみる花崗岩で出来た砂丘(雁ヶ原)は、何回見ても新鮮だ。直後に到着した若いカップルは、「わぁ~綺麗」と歓声を上げていた。 早々に雁ヶ原を下り、錦滝との分岐に進む。さぁ~、これからが登山の開始だ。 木々の間に入ると容赦なく、岩が行く手を遮る。でも、赤テープが数多く、行き先を案内してくれる。9年前に来た時は、こんなに赤テープが無かった。その内テープを見失い、直登に近いことを何回か繰り返した。自分でも帰りに赤テープを付けながら下山した記憶がある。 今回は、赤テープがキッチリして、完全に道案内をしてくれた。ただ、いつまでも登りが長く続いて、立ち止まってばかり。9年前には、こんなに辛い登りだとは思わなかった気がする。 あ~、1年ごとに体力が落ちてきていると身にしみて分かる。 11:47ごろ、駒岩(鞍掛山分岐)に到着。疲れた~。ここで終わりにして帰りたいなと、頭の隅に浮かんだ。 初めて来た方が分からないで済んだろうが、鞍掛山の登り方がもっと辛い登りが待っている。 鞍掛山の方も、赤テープが多くなったようで、登山道を探すようなことはないが、今までの疲れに追い打ちをかけるように、キツい登りが続く。 やっとの思いで、山頂に到着したのが12:35ごろ。そのまま、展望台へ急ぎ進む。 12:44ごろ、展望台へ到着。 目の前には、甲斐駒ヶ岳がドンとそびえ立っている。陽の加減で少し山頂が逆光気味になって一寸、残念だが9年前の時よりは、空気が澄んでいるのか一段と綺麗に見える。 ここで、甲斐駒ヶ岳を綺麗に見るとしたら、10時前に来れば多分綺麗に見える事だろう。 左端には、鳳凰三山の特徴的なオベリスクも見える。昼食を済ませ、少し横になる。 展望台へ着いてから約1時間、ノンビリし過ぎたかもしれないが、せっかく喘ぎ喘ぎ登ってきた山、少しはノンビリしたかった。 13:40ごろ展望台を後にする。9年前は鞍掛山の下山で赤テープを見失い、何回も崖の方に下りかけを繰り返して大変だったが、今回は,赤テープが増えたのか着実に下山することが出来た。 下山したら、また駒岩に登り返さないといけないが、こちらは少し緩やかなので問題ない。 14:31ごろ、駒岩(鞍掛山分岐)に戻りました。道標に書いてある時間の3倍も掛かっている。この時間表示はバリバリの登山家を基準にしているのか、朝一番に歩いても無理だよな~。 駒岩から日向山の分岐までは、大方下りなので前半は楽な山歩きが出来た。後半の最後の一番高度を下げた所に、右手に行く分かれ登山道が薄らとあるのが分かった。ここを右に進むと9年前と同じルートで帰れる筈。ただ、錦滝への道は通行止めとなっているし、林道もかなり荒れているらしい。 この時間なので、林道の途中で暗くなってしまうのは当たり前の事。もし、途中で事故でもおこしたら「通行止め」と分かっているのに・・・。 ここは、後半暗くなるので安全に日向山ハイキングコースを歩いて帰る事にする。 分岐を過ぎると、また登り返しが始まる。それが砂丘までも結構あるので、先ほどの分岐点で「錦滝へ」と頭の中で駆け巡る。 16:06ごろ砂丘の下点(錦滝分岐)に到着。砂浜を上るのも一寸大変、休み休み登り、何とか山肌にたどり着いたので、少し山の中を直進して登山道に出る。 登山道に出れば、下って行くだけ。10/5位までは早く過ぎた感じがするが少しずつ、間が広まっていく感じがする。17:20ごろ暗くなりすぎたのでザックから懐中電灯を取り出し、点灯してコースから外れないよう気おつけながら歩く。 17:40ごろ、やっと登山口に帰着しました。 車に戻り、身支度を替えた後、お湯を沸かしカップ麺を食べた。ただ、そのまま帰るには疲れすぎているので、少し休んで帰る事にして寝袋に潜り込む。 20時前に目が覚めたので、往路のコースと同じ道で帰途につく。22時ごろ家に戻れました。 |