以前から庚申山のコウシンソウをみたいと思っていた。コウシンソウの開花時期は6月中旬から下旬までなので、天気予報とにらめっこで決めないといけない。 6月18日の天気予報が微妙で夕方は雨になりそう。でも、その後の天気予報は雨模様が続きそう。 最後は、多少の雨を覚悟で庚申山に決めて、準備をする。 例によって、17日18時頃家を出発し相模原ICから圏央道に入り、高崎-伊勢崎ICで下りて昨年、袈裟丸山に登った時に世話になった、道の駅「富弘美術館」に向かう。 この道の駅「富弘美術館」は広いし駐まっている車も少なくて、とても快適だ。 明日の帰りも、直帰せずここで仮眠して深夜に帰ることにしているので、朝も1時間遅くし5時に起きる。 5時に起きると、高曇りで雨の心配はなさそうで一安心。朝食を済ませ、銀山平駐車場へ向かう。 7時頃駐車場に到着すると既に10台以上の車が駐まっていた。ハイカーが庚申山に向かって出発している。 身支度を済ませ7:08頃、出発する。銀山平から一の鳥居まで、長い林道歩きだ。舗装林道も途中から未舗装になるが良く整備されているのだろう歩きやすい。 途中、「天狗の投石」の場所があり、ほぼ同じ大きさの岩石が山頂近くから埋め尽くされている。自然の驚異を感じる。 約1時間で一の鳥居に到着。林道もここまでだ。実質ここが登山口です。 緩やかな登山道を暫く進むと、「鏡岩」「夫婦蛙岩」など岩の名所も沢山出てくる。 9:27ごろ猿田彦神社跡に到着。ここから「お山巡り」コースと直登コースに分かれる。なるべく早く「コウシンソウ」を見つけたいので、躊躇なく右の「お山巡り」に進む。一応「上級登山者向きコースなので、初心者はご遠慮ください」と書いてあった。 早速、珍しい形の梯子に出くわした。カタカナの「キ」型の梯子は初めてだ。この方が丈夫なのかもしれないが登りにくい。 途中で男女の方と出会い、岩肌に沢山咲いている「コウシンコザクラ」の名前から始まり、コウシンソウは何処だ、と探しながら進んだ。 岩場では目をこらして見つけたが、見つからない。 吊り橋の先に展望台があり、改めて庚申山の岸壁を見上げた。山頂まで平らな岸壁は、とても直登できる岸壁ではない。 ここから男女より先に進むが、目当ての花を探すが見つからない。 11:46ごろ、ついに直登コースとの分岐点に出てしまった。これで、今回は見つけられなくて退散するのかなと頭をよぎった。 あと少しで山頂だ。途中、下ってくる方に「コウシンソウを見ましたか?」と尋ねると、「この先の右手の大きな岩場の下に咲いていた」との返事を頂いた。 さらに、もう一人の方に親切に正確な位置を教えてもらいました。聞いて良かった。登山道沿いには咲いていませんでした。 教えてもらった場所はすぐに分かり、少し右横に入ると大きな岩場の下にコウシンコザクラとコウシンソウが咲いてました。ちょっと興奮したのか、カメラの絞りを合わせるのを忘れて、ピンぼけが多かった。 コウシンソウをカメラに収めた後、12:31ごろ山頂をに到着。山頂から少し先に進むと展望台があり、目の前に皇海山と鋸山が目の前に見えた。 男体山の方は雲に隠れて見えませんでしたが、曇り覚悟の日だったので上出来です。 ここで昼食にする。 13:00過ぎに展望台を後にして、山頂の前を通り下山する。 「お山巡り」コースとの分岐からは、もっと楽なコースかと思ったらとんでもない。コース距離が少し短いかもしれないが、難易度ではどちらも同じようなものだと思いました。 垂直のクサリ場は、どちらにもありませんが手放しで歩けるような場所は、ありません。 14:33ごろ猿田彦神社跡に到着。ここからは遠いが喜楽に帰れます。 本当に遠いですね、駐車場に戻ったのは16:43頃でした。 駐車場で、ちょっと横になった後、残りのパンを口に入れ、道の駅に帰る。 相変わらず寂しい駐車場で、軽くアルコールを入れて寝ようとした時に雨が降ってきた。 雨が降るのが遅くなって本当に良かったです。 1時に起きた時には、雨も上がっていて楽な夜道を帰宅できました。 |