例年、2~3月は寒いが良い天気が続くのだが、今年は、なかなか晴れの日が続かない。3月17日は久しぶりに良い天気になりそうなので、前から予定していた山梨県道志村の「鳥ノ胸山」と「菰釣山」を登ることにした。 鳥ノ胸山は12年前位に山登り挑戦に初めて選んだ山です。まだ地図に慣れなくて最初の林道を右に進んでしまったりして間違えながら、やっと登った山です。 菰釣山も7年位前に訓練を兼ねて登った事があります。と言うわけで、ことさら珍しい山でもないのですが高い山は雪深いので近場の山で体力維持を目的に挑戦しました。 17日6:00ごろ、家を出発して道志村に向かい道の駅「どうし」の信号を左折して、そのまま森のキャンプ場に向かう。キャンプ場を過ぎ菰釣山への林道(砂利道)を進んで行き、川側に少し大きくスペースがある場所に自転車を置き道の駅に戻る。 道の駅「どうし」の駐車スペースは、夜間は三割位に狭めてある。その一角に駐めて8:00ごろ鳥ノ胸山に向けて出発する。 鳥ノ胸山への登山道には少しの雪が残っているが問題なく登っていくことが出来た。昔、林道に出たところで道を間違った場所には大きく標識が張られていて安心して進めるようになっていた。 9:37ごろ鳥ノ胸山山頂に到着。山頂からは富士山がとても綺麗に見えました。この山頂は富士山の方向だけに展望があるのは昔からなのですが、今日は空気が澄んでいるのかとても良く見えました。 山頂からの下り坂も、さほどの積雪ではなくアイゼンなしで進んでいくことが出来た。キャンプ場への分岐を過ぎ林道の取付点である浦安峠に11:04ごろ到着。 林道を城ヶ尾峠に向かって少しずつ下って行く。左側の尾根道に直登してしまう場所があれば楽だろうと探しているうちに傾斜が穏やかな沢があったので雪が深いので楽かなと思い沢を登り始める。 やはり普通の登山道とは違い、時々ズボッと踏み抜くので疲れる。少し小高い尾根に登れたのでGPSで場所を確認すると、なんとキャンプ場からの登山道の上にいた。誰も歩いていないので登山道か分からなかった。ちょっとだけショートカットしたけど疲れの方が大きいような気がする。やはり「急がば回れ」ですね。 ところがこの登山道が雪で良く道が分からない上に道が細くなって沢を回るコース上には道が無くなってしまった。向かい側にロープが張ってあるので登山道には間違いないようだ。が、ついに20mくらい沢に向かって雪の上を滑落してしまった。ここで初めて軽アイゼンを装着してロープに向かって沢を登り登山道に戻った。 こんなことをしながら登って行くのでえらく時間がかかってしまった。 12:27ごろ城ヶ尾峠に到着。ここのベンチで昼食にするが別に見晴らしが良いわけでもないので、食事が済んだらすぐに菰釣山に向かって進む。 こちらの尾根の方が雪が多い。15日の雨が、山では雪だったのでしょうね。雪が緩いので歩きにくい。 いくつかのアップダウンをヒーヒー言いながら進み、14:57ごろ菰釣避難小屋に到着。 避難小屋にザックを置いて、カメラとアイゼンだけを持って菰釣山を目指す。登山道の雪はだいぶ深くなってきたが緩い。「中の丸」を過ぎたあたりでアイゼンを外していたので、何回も滑って転げ回りながらも山頂を目指す。 15:29ごろ菰釣山の山頂に立つことが出来た。富士山と山中湖が大きく見えるが、逆光で残念ながら絶景とはならなかったが見ることが出来ました。天気の良い午前中なら綺麗な富士山が見えることでしょう。ここの展望も富士山の向きだけです。 下山はアイゼンを着けないと危険なのでアイゼンを装着して下る。菰釣避難小屋の中からザックを取り出す。小屋の中はとても綺麗に清掃されていて暖かくなったら泊まってみたくなった。 分岐から道の駅に向かう最初が急坂で、避難小屋に入る時にアイゼンを外していたのが悔やまれた。でも、また装着するのも面倒だと下って行く。 16:48ごろ、やっと自転車を置いた場所に戻れた。この先の林道にも車は入って行けるが、適度な駐車スペースはありません。菰釣山に登るだけなら、ここのスペースがちょうど良いと思いますが駐車場とは書いてないので自己責任で。 |