甲斐駒ヶ岳
 (かいこまがたけ)      ホームへ   
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マップ のろのろハイク(甲斐駒ヶ岳 編)

登山日       2013年10月8日

甲斐駒ヶ岳標高   2967m

歩行距離       9Km

累積標高差     1195m

登山口        長野県伊那市

駐車場        仙流荘となり伊那バス駐車場
登山口 双子山
北沢峠の甲斐駒ヶ岳 登山口   6:00 四合目 双子山   7:51
登山道 駒津峰
低木になり登山道は石が多くなる 六合目 駒津峰   8:43
駒ヶ岳 分岐
目前の甲斐駒ヶ岳が、こんなに白い山とは 直登、迂回ルートの分岐   9:35
矢印 左側
大きな岩を矢印を頼りに登っていく 直登ルートの左側は、切り落としの岩場
駒津峰 岩場
30分くらい直登した所から駒津峰を見下ろす 山頂に近い岩場
山頂 鳳凰山
甲斐駒ヶ岳 山頂   10:37 鳳凰山のオベリスクが良く見える。後ろは富士山
北アルプス 北岳
霞んでいるが北アルプス、槍ヶ岳も見える 北岳、山頂手前が肩の小屋側
北岳と間ノ岳 鋸岳
北岳と間ノ岳 山頂から西側に延びる鋸岳
中央アルプス 仙丈ヶ岳
中央アルプス 仙丈ヶ岳、良く見ると仙丈小屋も見える
分岐 迂回ルート
黒戸尾根への分岐 迂回ルートは、花崗岩の砂礫で歩きにくい
分岐 摩利支天
摩利支天への分岐 摩利支天  11:40
黒戸尾根 下山途中
摩利支天から黒戸尾根方面を見る 仙水峠先の悪沢岳をバックにした赤い木が眩しい
仙水峠 仙水峠下の石場
仙水峠   14:54 仙水峠を過ぎた所は、ガラ石の中を通過する

10月7日、北沢峠にある長衛荘の夕食は17:00からで、深い山奥の小屋ではないので結構なボリュームの夕食であった。
夕食が終わった後、1時間後くらいに明日の朝食が弁当で渡される。これは、各自の出発計画に応じ適宜な時間に朝食が出来るように、そして味噌汁も4時~6時まで温めてあるので、便利なシステムであると思った。

8日も此処に泊まるので、急いで出発することもないので、6時頃の出発予定で起きることにした。自分のは分からないが、他人のイビキに悩まされた事があったので、小さいMP3プレーヤーで両耳をイヤホンして落語を聞きながら寝る。

4時頃から早出の人の食事やら出発支度の音で目が覚めるが、ウトウトしながらしていると5時を過ぎていたので、飛び起き、朝食を済ませ身支度を済ませ6:00に長衛荘を出る。

駒ヶ岳への登山口も北沢峠から入っていく。最初から少し急登気味なのか、昨日の疲れが残っていて足が痛いし、足取りも重い。深い樹林の中を1時間も登っている内に足が大夫楽になってきた。
今日の天気は薄曇りだが、昨日と違って雲が湧き上がってくる様子はなさそうで、遠くの山が良く見える感じがする。

7:50に、最初のピーク「双子山(2643m)」に到着。ここからも近場の山が、みんな見えるようになった。登山道は、大きな岩が出始めてきて歩きにくくなってきた。
周りの山を見ながらの登っていけるのは、気持ちがよいものである。

8:43に 次のピーク「駒津峰(2750m)」に到着。この先は、きつい岩場歩きとなりそうだ。
ここで78才になるご主人と奥様が、「これ以上先には行けないね」と話してくれた。78才で此処まで登ってこれるだけでも偉いものです。確かに、この先はストックが使えないし3点支持で岩場を交わしていくしかない所ばかりです。引き返すのも立派な登山家です。

駒津峰から少し進んだ所で、昨日の夕食が終わって酒を飲みながら少し話していた人が下山してきて、「いやぁ~、この山は北岳よりも大変だ」と言っていた。この方は、定年を過ぎて毎日のように山に登っていて、今年だけで百名山を15座位登ったと言っておりました。
少し脅かされましたが、ゆっくり確実に登っていくことにしました。

9:35直登ルートと迂回ルートの分岐に到着。直登ルートは、大きな岩の間をかいくぐって登っていくのだが、かなり手強そうです。
でも、同じルートをなるべく通らない方針に基づき躊躇なく直登ルートに取り付く。

3点支持で確実に岩を掴み、少しずつ高度を上げていき10:37山頂に到着しました。
山頂は、360度完全に見渡せ、富士山を始め、遠くの槍ヶ岳も見えました。昨日は、雲が湧き上がって遠くの山が見えなかったのですが薄曇りでも、かなり遠くまで見える。

昼食は、山頂から少し下りた摩利支天で食べることにして、山頂を後にする。
こちらの迂回ルートは、花崗岩が割れて砂礫になっているので、滑りそうで疲れる。摩利支天の方に分岐すると、駒ヶ岳の北壁の一部が見えてきたが、かなり急峻な山の一部が見える。

摩利支天で昼食後、駒津峰まで戻り、仙水峠の方に分岐する。仙水峠までの下山も、かなりハードだ。かなり下った頃、若者に追い越される。
14:54仙水峠に到着。ちょっと一息入れて下ると周りは、噴火石の様なガラ石の中を歩く。変わった風景だ。

仙水峠で休んでいた先ほどの若者に再度抜かれたので、声をかけてみたら、なんと山梨県側の黒戸尾根を早朝から登り始め、山頂を通過し、この先の仙水小屋で泊まるそうだ。
黒戸尾根を登るのは、確か2200mの標高差を登って来なければならないのに、凄い体力だ。

仙水小屋と駒仙小屋を通過して、北沢峠に到着したのが16:05でした。
明日は、始発のバスで帰るだけなので、ゆっくりする。もちろん夕食後の酒を飲みながら、他の人と話は、色々参考になる。
私の持っている携帯電話は、ガラケイと言うそうな。始めクズのような電話機だからかなと思ったら、ガラパゴス携帯の略で、スマホに比べ進化しないので、こんな名前が付いたそうだ。
そこで、私も「山に入ると携帯のバッテリー寿命が早い」と言う人に、「山の中は圏外なのに電話機が勝手に基地局を探し回り、ドンドン消費するのだよ」と教えてあげた。

結果、私もガラケイからスマホに取り替えることにしました。

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