甲武信ヶ岳
 (こぶしがたけ)        ホームへ   
マーク
マップ のろのろハイク(甲武信ヶ岳 編)

登山日       2009年5月20日

甲武信ヶ岳標高  2475m

歩行距離      15.3Km

累積標高差     1326m

登山口       長野県川上村

駐車場       毛木平駐車場(60台位)
分岐 シャクナゲ
林道から十文字峠への分岐   6:13 登山道は、シャクナゲが満開状態で迎えてくれた
十文字峠 小屋
十文字峠 十文字小屋   8:10
登山道 大山
たまには、歩きにくい所も出てくる 大山 山頂     9:03
八ヶ岳 武信白岩山
大山山頂から八ヶ岳を望む 武信白岩山
残雪 三宝山
武信白岩山を過ぎると深い残雪があり、時間を取られる 三宝山 山頂   11:58
山頂 金峰山
甲武信ヶ岳 山頂  13:38 国師ヶ岳の向こうに金峰山が見える
分岐 水源地
千曲川源流遊歩道への分岐 千曲川・信濃川水源地の標
雪が深い ナメ滝
下山時もこんなに深い雪で難渋しました。 ネメ滝
アセビ シャクナゲ
アセビも綺麗に咲いていた 下山道にもシャクナゲが沢山咲いていた

天気予報では定休日の5月20日は、最初の内は曇りでしたが日が近づくにつれて段々良くなってきたので、これは何処かに登りに行かなくては、と季節と日帰りを考えて甲武信ヶ岳を長野県側から登ることにしました。
甲武信ヶ岳は、甲州(山梨県)、武州(東京都、埼玉県)、信州(長野県)の境に在るのでこの名になっているとされるとおり、3県の何所からでも登っていくことが出来るのだが、日帰り登山では、長野県川上村から登るのが一番最短みたいだ。

例によって、19日のPM9:00少し前に家を出発し、中央道の須玉インターを下りて北杜市を抜け信州峠を通って、川上村に出る。そこから右折して終点の毛木平駐車場まで、そんなに時間はかからず、ちょうど12:00に到着した。
もう1台の車も今着いたばかりのようで、駐車場の中をヘッドランプを点けて見て歩いている。山の中だから座間の気温と違いずっと寒い。空気が澄み渡っているので満天の星が見える。
携帯の目覚ましタイマーをAM5:00にセットして眠る。

タイマーで目が覚めると、隣に車が止まっていた。良く見ると一人の男性が登山道に向かって歩いていった。
早速、お湯を沸かし朝食を食べていると、先に来ていた車の方が起きてきた。ご夫婦で来ていたのだ。
食事が終わった頃、また車が入って来た。湘南ナンバーの車なので何となく仲間が出来た感じだ。
支度を済ませAM6:00に出発するが、少し歩くと何かいつもよりザックが軽い感じがするので、ザックを下ろして中身を点検すると肝心の飲料水500mlペットボトル2本が入っていない。何が無くても大事な飲料水、直ぐに戻って詰め込んで再出発。

駐車場を出て程なく、二股に分かれる。どちらを行っても目指す甲武信ヶ岳に行ける。要するに周遊コースだ。
私は、急な下りが苦手なのので、時計回りに回ることにした。
30分位行ったところで、シャクナゲの鮮やかな花が咲いているのを見つけた。これは、草花が少し見られるかなと、ちょっと期待してドンドン登る。
8:10に十文字峠に出る。直ぐそこに十文字小屋があって、シャクナゲの木が沢山あるのだが、まだ蕾だ。十文字小屋からしばらくの間シャクナゲの木の回廊である。後、半月位経ったらシャクナゲの満開の登山道になるのだろう。今度は時期を見計らって、また来てみたいものだ。

登山道も多少のクサリ場もあるが、難なく進んでいると武信白岩山に出くわす。この山は、ロッククライマーならいざ知らず、とても簡単には登れそうにないので、横目で見ながら通り過ぎる。
段々、登山道に氷が出て来た。と、思っているうちに雪道に変わる。それも段々積雪が深くなってきている。
ここで、二人目に合った人から「この先ずっと雪道だよ」と教わる。

前回、丹沢の蛭ヶ岳登山では、全く雪が無かったので、3000mに近い山でなければ雪は無いだろうと思っていたのに、この雪には、参りました。新雪や真冬の雪と違って、いきなり足がズボッと腰の所まで潜ってしまうのだ。
もちろん、軽アイゼンを付けたがあまり効果がなく、後ろに滑ったりズボッと潜ったりで、喘ぎ喘ぎの登山になってしまった。
やっと三宝山(2483m)に到着したのが、12:00になってしまいました。景色は最高に良く見えて、八ヶ岳の山頂は真っ白に見える。近くの国師ヶ岳、金峰山も、まだまだ雪が残っている。

こうやって登ってきた山も遠目には、雪が無いのだけど登山道だけは雪が解けないで残っているのだ。
本当は、12時だからお昼にしたいのだけど目的地で昼食にしたいので、先を急ぐが、なにせ雪で疲れるしペースダウンを余儀なくされ甲武信ヶ岳に到着したのは、13:00になってしまった。

この時間なので山頂には誰もおらず、風が強く吹き抜ける山頂で一人寂しく昼食を摂る。昼食後、写真を撮ろうとウロウロしていた時、突風に帽子を埼玉県の方に飛ばされてしまいました。山頂から下は、すぐ雪だし、とても探し出せそうもないので諦めて、下ることにした。
20分くらいの尾根道は、大した雪でなかったのが、尾根道から曲がった途端に、また雪深の登山道になった。
「千曲川水源地」の標識が立っている所が大河の源流です。

その後ちょうど登ってきた3人組の人達と、雪の上でズボッズボッと雪の上を泳ぐ格好になってしまった。
雪が無くなってからは、楽な下り坂で淡々と進め、駐車場にPM5:20ごろ到着。

Copyright (C) 2013    亀男    Zama / Kanagawa          PageTop