木曽駒ヶ岳 (きそこまがたけ) ホームへ |
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のろのろハイク(木曽駒ヶ岳編) 登山日 2015年9月11日 木曽駒ヶ岳標高 2956m 宝剣岳標高 2931m 歩行距離 8.2Km 累積標高差 1043m 登山口 長野県駒ヶ根市 駐車場 池山林道終点駐車場 車中泊所 池山林道終点手前東屋駐車場 |
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駒ヶ岳ロープウェイで千畳敷に到着 8:06 | 千畳敷カール全景、左の山が宝剣岳 | |
極楽平に向けて出発(建物はロープウェイ駅舎) | 極楽平の分岐 9:03 | |
宝剣岳に向けて出発 | 途中で千畳敷カールを望む | |
この上が宝剣岳山頂だ | 宝剣岳直下。岩場の急登だ | |
クサリ場が続く | 宝剣岳山頂。この岩が最高峰 9:51 | |
山頂から中岳方面を望む(建物は宝剣山荘、天狗荘) | 山頂から南方面を望む。獨沢大峰まで見える | |
中岳山頂から木曽駒ヶ岳を望む | 駒ヶ岳山頂へあと一歩 | |
木曽駒ヶ岳山頂 10:50 | 山頂にある展望図盤 | |
山頂の「伊那駒ヶ岳神社」、山頂には2つの神社がある | 山頂の「木曽駒ヶ岳神社」 | |
千畳敷カールの上にある「乗越浄土」 11:39 | 八丁坂を下る 12:14 | |
ウメバチソウ | アキノキリンソウ | |
トウヤクリンドウ | 花名不明、どんな花が咲くのかな? | |
島田娘を通過し獨沢大峰が目前に | 獨沢大峰山頂 15:26 | |
今まで縦走してきた山を振り返る | 檜尾岳山頂 17:06 | |
山頂から特徴ある避難小屋が見える | 檜尾避難小屋到着 17:20 |
今年の夏は、大きくエルニーニョの影響を受け旧盆を過ぎてから全く晴れマークが出ない。8月初旬には連続真夏日を更新したと思ったら、今度は不順な天気連続日を更新したそうである。今までなら、旧盆を過ぎると蒸し暑さもなくなり比較的晴れも多くなるのに、変な気候だ。 と、言うわけでもう1ヶ月も山に登れていないので、いろんな点で落ち込んでました。 9月9日、台風18号が三重県に上陸した後、温帯低気圧に変わったが関東地方は大雨が降り、10日には茨城、栃木県を中心として記録的大雨となり河川の堤防が決壊し大きな災害になってしまった。 ただ、神奈川県以南では全く影響がなかったし、今までの鬱積を晴らすべく「台風一過の晴天」を期待して山に出かけることにした。 以前から計画をたてていた木曽駒ヶ岳、宝剣岳、空木岳を一泊で周回してくるコースを実行する。 計画では、空木岳への登山口である池山林道終点に車を駐め、自転車で「菅ノ台バスターミナル」に行きロープウェイで千畳敷に一気に上がってしまい、ロープウェイから極楽平に直行し一端、重いザックを極楽平に置いておく。そして最低限の装備を持って宝剣岳→木曽駒ヶ岳→千畳敷カール→極楽平へ。そこから避難後屋で使う寝袋などが詰まった重いザックを背負い檜尾岳避難後屋を目指す、という計画です。 10日午後には雨も止んできたし明日は間違いなく晴れになるだろうと、本来なら中央道の駒ヶ根ICで降りれば直ぐなのだが、時間はあるので少し早めに家を出発して中央道の諏訪南ICで降りて一般道を通ることにした。途中の山道でスコール級の雨に降られたが21時頃には池山林道終点近くに到着しました。ここで、終点までは行かなかったのは、ネットの情報で終点の駐車場は傾斜があって仮眠しにくいので「手前にある東屋の駐車場が良い」との事なので、ここで寝ることにした。他に車が駐まっていなかったので静かに寝ることが出来ました。 4:00に起き朝食を済ませ、林道終点の駐車場に向かう。既に6割位で駐まっているし次々と車がやってくる。やはり良い天気にみんな目指してきたのだろう。隣に駐めた若者は、空木岳の日帰り登山をするそうだ。 自転車に跨り菅ノ台バスターミナルへ向かう。途中タクシーも登ってきた。林道といってもガタガタ道ではないので、かなりのペースで走れ5:40頃にはバスターミナルに到着。 これで始発6:15のバスに乗れるかと思ったら、なんと7:15が始発になっていました。バス時刻表の読み間違いをしてしまった。 1時間以上、ここで待つしかない。タクシーという方法も考えたが始発のバスが到着しなければロープウェイも運転しないのでだめだ。 7:00ごろにはバス停のベンチに多くの人が集まってきたので、臨時便が出るそうで7:08出発のバスに乗れました。 バスが約30分、ロープウェイ始発駅しらび台から千畳敷までは8分くらいで千畳敷に到着。千畳敷を8:20頃出発したがザックの重さに少し登っただけで息が上がる。この重い荷物も、極楽平まで持ち上げてしまえば、避難小屋に向けては急登は無い筈だからとゆっくり登っていく。 9:03ごろ極楽平に到着。すこし檜尾岳に歩き登山者の邪魔にならない所にザックを置き飲み物、昼食とカメラを持って宝剣岳に向かう。 このくらい軽ければ、楽ちんスイスイと宝剣岳の岩場を登っていく。 実は10年前にも宝剣岳、木曽駒ヶ岳は登っていたがガスっていて何も見えなかったので、天気が良い時を狙って宝剣岳から千畳敷カールを見下ろしたかったのです。 宝剣岳は、あらゆる場所に太い鎖がついているので何の不安もなくドンドン登れました。多分10年前より多くの場所に鎖が設置されたと思います。山頂では若者グループがいたので、一段高い岩に登ってみたかと聞いたら先ほど登ったとのこと。カメラに納めるから「もう一度登ってみて」と言ったら、登るより降りる時が怖いからと言われてしまった。 その後、木曽駒ヶ岳へは穏やかな広い登山道なので軽いハイキングで山頂に10:50ころ到着。特に変わった物もないのでUターン、乗越浄土についた所で昼食にする。乗越浄土には千畳敷カールからドンドン軽装な人が登ってくる。 八丁坂から千畳敷カールに降り始めた時には、かなりガスが湧いてきて綺麗な景色が途切れ途切れになって残念だった。千畳敷の花畑は殆どの花が咲き終わっていたのか、なかなか見つけることが出来ませんでした。 千畳敷の駅舎から再度、極楽平に向かったがやっぱりこの登りはきつい。13:48に極楽平に到着。大きなザックをゲットして檜尾岳へ向かって進むが、ザックが重い。 島田娘を過ぎてからは、かなり岩場が多くなりストックをザックにしまったり、出したりの繰り返しが続く。 獨沢大峰の手前のピークで重すぎる荷物に、避難小屋の水場が枯れていないことを願いながら1Lの水捨てました。ちょっとだけ楽になったがやっぱり重い。 17:06ごろ檜尾岳に到着。特徴ある避難小屋も見えた。あと少し。17:20に小屋に到着して「こんばんは」と入口を開けると、9人の男女が夕食のためのガスボンベで調理の真っ最中でした。早速1人分のスペースを空けてくれた。まずは水を汲んでこなくてはと水場に5分くらい下り、チョロチョロの水を1.5L位、汲んで戻る。 早速、夕飯用に持ってきた鍋焼きうどんを食べる。 食事が済んだ後は、外に出て持ってきた焼酎を水割りで飲みながら駒ヶ根の夜景を楽しむ。 そのうち他の人が出てきて入口と反対側の山が夕焼けでものすごく綺麗だ!と言っていたので見ると、山が連なる尾根の上が深紅になっている。山の上が深紅に染まり、天空に向かうほどに漆黒に変化していく空を見たのは初めてです。平地では絶対に見られない光景に感嘆しました。たぶんカメラには撮れないだろうと思ったので撮らなかったのですが、今思えばダメ元で撮っておけば良かったと後悔してます。 それと南方に、大きな山が見える。あれが明日登る空木岳だと教えて貰った。なにか目の前に見えるので気分的に楽々かなと思いながら小屋の中に戻る。 初体験の避難小屋での夜は、イビキと寒いのとで良く寝られなく、うつらうつらと過ごしました。 次の12日の事は、「空木岳」をご覧ください。 |
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