10月初旬に軽い風邪をひいてしまった。何時ものことで微熱が中々抜けず、山に向かうことが暫く出来無かったが、やっと風邪が抜けたようだ。 21~22日の天気が良いとの予報に、定休日ではないが仕事をやり繰りして22日に山に出かけられるように調整をした。 この時期なので、紅葉も期待して群馬県の袈裟丸山に行くことにした。 例によって、21日の18:30ごろ家を出発し相模原ICから圏央道-関越道-北関東自動車道と進み伊勢崎ICで下りる。その後やや狭い道を走り、みどり市の道の駅「富弘美術館」に到着。 桐生市と日光市の中間にあり、草木湖横の道の駅は、交通量も少なく静かな道の駅です。 今回の帰宅も直ぐに戻らず、また道の駅で仮眠をして深夜に帰宅予定なので、5時にタイマーをセットして眠る。 5時に起床し朝食を済ませ、わたらせ渓谷鉄道「沢入駅」の近くを左折し林道に入る。林道を3~40分位走り、折場登山口の駐車場に到着。 駐車場には東屋とトイレがあり結構広い駐車場だ。身支度を始めた時に1台のワンボックスカーが到着し、1組の夫妻を下ろして帰っていった。 ご夫妻が先に出発した5分後位の7:06ごろ自分も出発する。 登山道は普通な感じで歩け、久しぶりの登山を楽しむ。30分位歩いたところに西側がドンと開けた場所に出た。晴天で遠くに袈裟丸山が見え、山頂からの良い展望を期待させてくれる。 8:03ごろ展望台に到着。先ほどのご夫妻も休んでいた。早速、階段の無い展望台に登り、景色を眺めるが、それほど展望が開ける高さでなかった。少しだけ近づいた袈裟丸山は良く見えたが、赤城山は高い木が邪魔をして良く見えない。 その少し先、賽の河原を通過して行く登山道は、落葉樹が多く快適だ。 9:06ごろ小丸山に到着。抜きつ抜かれつのご夫妻と山頂で小休憩。北方面の展望が良く、日光白根山と男体山が良く見えた。 ご夫妻は旅館の方に登山口まで送って貰い、帰りは13:30ごろ、また登山口まで迎えに来て貰うとの事。そして14時台のトロッコ電車(わたらせ渓谷鉄道)に乗る予定だそうだ。なんとも、忙しいスケジュールを組んだものだ。 小休憩を済ませ、先に進むとカマボコ型の避難小屋に到着。この形は、群馬の朝日岳に登った時、途中の笠ヶ岳にあったものと同じ形で3人位しか入れない。 登山道が少しキツくなってロープ場も現れたが、それほど長くは続かず、10:28ごろ前袈裟丸山山頂に到着。 展望台の時と違い、かなり雲が厚くなってしまい遠望がきかない。山頂周辺には高い木が多く、思っていたほど展望が良いとは言えない。 コーヒーを飲んでいるご夫妻とは、ここで別れ、後袈裟丸山に向かう。 後袈裟丸山へは、ネット上でも地図にも通交禁止となっているので、危険を感じたら即戻るつもりだ。 登山道は、シャクナゲや笹に覆われているが、しっかりと道筋が着いていて迷う事なく進める。 11:09ごろ、登り返し地点の「八反張」に到着した。なるほど下りのザレ場横に打ち込まれている細い杭棒はユラユラしていて、頼りにならない。 なので、何時もザックに入れてある補助ロープを太い木に結び、下る。ロープは復路で回収すれば良いので、そのままにして「八反張」を後にする。 その後は、赤テープも沢山あり迷う事無く、ロープ場を登れた。ロープ場を過ぎると、かなりの急登なので、笹藪をロープ代わりにして登っていけました。 この笹藪がなかったら急登場は、ロープや鎖の連続になっただろう。 11:30ごろ後袈裟丸山山頂に到着。先客2人が迎えてくれ、八反張の具合を聞かれた。 後袈裟丸山山頂の展望もあまり良くなく、雲がより厚くなってしまったので木々の合間から見える遠望も良くなかった。どうも群馬県の山は天気に恵まれていない。 当然ここで昼食を済ませ、少しゆっくり目に前袈裟丸山に戻る。 八反張の難所も補助ロープで問題なく登り返すことが出来た。ロープを回収して前袈裟丸山に向かうが、こちらの登りは難なく登れます。 13:09ごろ前袈裟丸山に戻りました。山頂には男1+女2のグループが食事をしていました。通行禁止の道から登ってきた負い目もあるので、グループ会話に花が咲いているのを良いことに、少し避けるように山頂を後にする。 小丸山で小休止した頃から、右足首がかなり痛くなってきた。15年位前に落下事故で足首を複雑骨折した古傷が近頃、短距離でも段々痛くなってきている。 右足をかばう感じで歩いていたら、賽の河原で先ほどのグループに追いつかれた。 3人は、その先の展望台に登って「良く見える~」と騒いでいる下を、通過する。西方面が開けた場所に出ると、朝とは違った風景に出会うことが出来た。 16:04ごろ駐車場に到着。駐車場を少し下りた所で、夕日を見ながらカップ麺で軽い夕食を済ませ、道の駅「富弘美術館」へ進む。 18時ごろの道の駅は、ガラガラでゆっくり仮眠が出来た。早めに寝たので12時に起きて、復路は伊勢崎ICを通過して関越道の本庄児玉ICまで進み高速道に入りました。 伊勢崎ICから本庄児玉IC間は横切る道路が多く、昼間や夕方などはかなりの時間がかかるだろうが、真夜中ならナンとか走れました。 |