毛無山
 (けなしやま)       ホームへ   
マーク
マップ のろのろハイク(毛無山 編)

登山日       2009年1月2日

毛無山標高     1946m

歩行距離       8.3Km

累積標高差     1114m

登山口        静岡県富士宮市

駐車場        登山者用無料駐車場(8台位)
出発 登山口
駐車場から毛無山に向けて出発   6:51 毛無山登山口
不動の滝 5合目
不動の滝 五合目と珍しいホーロー看板    8:49
七合目 駐車場
七合目 登山道は急登になる   9:30 八合目を過ぎた頃、駐車場が見えた
峠 南アルプス
峠に到着   10:17 南アルプスが一望できた
山頂 富士山
毛無山 山頂    10:32 山頂から見る富士山
富士山 毛無山
駐車場に戻って見る富士山 駐車場から毛無山を望む

年末から年始にかけて関東地方は、ずっと晴天が続いている。仕事が休みで晴天となれば、頭は山の事しかない。しかし、真冬だから遠くには行けないので、やっぱり富士山を中心とした山になってしまう。
かくて1月2日は、静岡県富士宮市と山梨県身延町の県境にある『毛無山』に登ってみることになりました。お昼を過ぎれば富士山がくっきり見える筈である。

朝霧高原から7時頃に登り始めたいところなので、逆算するとやはり直ぐ近くの朝霧高原道の駅があるのと車中泊で出発するのが一番なので1日の21:00に家を出る。
道の駅に着くと、かなりの車が駐まっている。窓を覆っていたり、エンジンをかっけっぱなしで寝ている。
4:00頃か寒くて目が覚めた。仕方がないのでエンジンをかけて暖をとり、再び眠る。

5:45に起き、朝食を摂ろうと車外でラジュースでお湯を沸かすが全然お湯にならない。車の温度計は-3度、それに少し風があるから小さいガスボンベでは無理なのか。今までこのコンロでお湯にならなかったのは、始めてです。仕方がないので、ぬるいお湯をカップスープに入れて水と交互に飲みながら食べました。

道の駅を出、直ぐに毛無山の無料駐車場に到着。その直後に来た車は、若い娘さん一人でした。
先に出発すると直ぐに後から追い越され挨拶を受けた。「やぁ~、足が早いですね」と返すが、相手はストックを2本持っているし若者だししょうがない。と思っていたら、手袋を落としたので、大きな声で呼びかけるがドンドン離れていってしまうので、目一杯の声を出したら、やっと振り返ってくれた。
「ありがとうございます」とお礼を言われ、「何回か来ているんですか」と聞かれたので「始めてです」と答える。もちろんまたおいて行かれてしまいましたが、登山道入り口の案内も分かり易くドンドン登り始める。

7:45頃、一合目の看板が出てきた。この何合目というのは、山によって、十合目が頂上とは限らないので、あてにしない事にしている。でも、毛無山は、次の案内がなかなか出てこないので、十丁目が頂上みたいだ。

二丁目を過ぎたところで、不動の滝が見える。上から下まで100m以上あるみたいだ。これを過ぎた頃から勾配がきつくなってきた。手を使って木の根っこや岩を掴んで体を持ち上げないと、登れない。それと、岩が大きいので足を目一杯広げて「よっこらしょ」と登る。途中、二人の若者に追い越される。

五合目の看板が出てきた。途中、大変貴重な看板が見られた。『マツダランプ』の広告が載っている。マツダランプを使った事がある人は、たぶん私と同年代かそれ以上だと思う。マツダランプは何時から東芝電球に変わったかは、知らないけれど、こんな古いホウロウ製の看板が山の中で長期間、風雨にさらされながら持ち堪えているものだと関心した。

八合目を過ぎたところに『富士山展望台』がある。確かに富士山丸見えである。それに、直下に車を止めた駐車場が見える。山も色々登ってきたものだが、こんな高いところから駐車したところが見えるなんて始めてだと思う。それだけ直登に近いわけだ。このところ、山登りをしていなかったので、足が弱っているのもあってゼィ~ゼィ~ハァ~ハァ~と喘ぎながら、やっと足を上げている。

10:30やっと尾根道に出る。反対側に下りていけば山梨県下部温泉、右に行くと毛無山である。ちょっと行くと『南アルプス展望台』という岩が見えた。
先に追い越された若者と、もう一人の若者が景色を見ていた。もう一人の若者の方は、『山の展望』という本を持っていて、ここからの写真と山の名前が図示されているのを見せて貰った。南アルプスは、いずれもまだ登ったことが無いので、山の名前がピンと来ない。視界のずっと右側方面の山に雲がかかっているのだが、それが取れるのをずっと待っているそうだ。

毛無山山頂に10:45到着。風もない晴天で富士山が丸見えの、かなり広い山頂だ。ザックを下ろしていると登山道では無いようなところから、最初に抜かれた娘さんが出てきた。『地蔵峠ルート』を通って来たけど途中で間違って道草を食ってしまったそうだ。ここも休まず、稜線を本栖湖の方に行ってしまった。
先の若者がすこし離れた所で昼食にしているので私もここで昼食を始める。昼食中に、同年代?のご夫妻が上がってきた。
先の追い越された若者に何所から来たのか訪ねると、愛知県で2年連続で来たとの事。やっぱり今日は最高だそうだ。
一休みしたので、下りる事にした。すぐに愛知からの人に抜かれ、元来た道をトボトボと戻る。

登るのが大変なら、下るのもやっぱり大変だ。岩場にくると右足をどこにおいて左足をあそこにかければ・・・、と考えながら「よっこらしょ」と言いながら下りる。登山道の枯れ葉は、普通はショックが少ないので快適なのだが、ここは、枯れ葉の下に根っこがある上を踏もうならズッるっと滑る。一回スッテンころりんとやってしまった。
やっと山のふもとに着いた。良く見るとここの地名が麓(ふもと)である。地図には麓とあるが、「ふもと」と読むとは、なんて漢字に弱いんだろう(^_^;)

駐車場に着くと同時くらいに、愛知から来た人も到着したので、「何所で追い抜いたのかな」と言うと、地蔵峠を回って来たそうだ。途中、日本カモシカにあったり、沢の景色も良かったそうだ。そんな話をしていると、南アルプスの本を見せてくれた人も戻ってきた。
それでは何時かまた何処かで・・・、と単独者同士が分かれました。

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