待ちに待った、梅雨がやっと明けました。例年よりも少し早い梅雨明けだったが、例年よりもずっと降り続いた感じだった。 梅雨といっても、時々は晴れ間もあったりして晴天とまでもいかないが、梅雨の中休みに山に登っていたのに・・・。 さて、梅雨が明ける前から晴れ間があったら、行ってみたい山が尾瀬の笠ヶ岳と決めていたので、18日に行く事にした。 笠ヶ岳は、花が多い山との情報と鳩待峠からも適度な距離なので早速、出かける支度をする。 例によって、17日の17時過ぎに家を出発し、相模原ICから圏央道に入り、関越道の沼田ICで下り、尾瀬に向かい途中の道の駅「尾瀬かたしな」で車中泊をする。寝る時は、何もかけないで丁度良かったのが、夜中に寒くて目が覚め毛布を掛けるくらい気温が下がった。 4:30に起床し、軽い朝食を済ませ戸倉に向かう。第1駐車場には、かなりの車が駐まっていたが、まだ余裕で駐められる。 マイクロバスの乗車券1000円を券売機で購入して、次々と発車するバスに乗りこむ。 30分位で鳩待峠に到着。登山者は、各々の目的地に向かってドンドン出発していくので、鳩待峠山荘前の広場は、思ったより閑散としていた。 至仏山方面に向かい6:15ごろ鳩待峠を出発する。この登山道は木道もあるし、比較的緩やかなので快調に歩く。ただ昔、この木道で滑って後頭部を思いっきり打っているので、不意をつかれないよう気を張って歩いて行く。 1時間30分位で、鹿除けネットが張られた湿原に到着。湿原には、ワタスゲと綺麗な青空が広がり、とても気持ちよい風景です。 そこから間もなく進むと、笠ヶ岳への分岐になります。低木の樹林帯の中を進んでいると悪沢岳の標識が現れますが、少しでも高い所に登った感じがしない山頂です。 それからは、徐々に下って行き、登山道は段々グチャグチャになってくる。これが、スパッツ必携の山だと思い知らされる。 登山靴も夏に向かい、新調してまだ何処にも行っていないので、本当は今日履くつもりだったが、スパッツ必携の山というのを思い出し、今回は古い靴を履いてきました。これで正解。 花も少し目に入るようになってきましたが、復路で撮る事にして笠ヶ岳を目指し、9:40ごろ笠ヶ岳の麓まで来ました。これを直登するには、かなり険しい勾配だなと思っていたら、ロープが裾野をグルッと回っていて、地図の中間地点を過ぎても登頂口が出てきません。GPSで確認したら半分を過ぎているが、山頂に向かう道もなかったしと思いながら、咲いている花を撮りながら、少し戻ってみた。 花を撮っている最中、西の方から登山者が来たので山頂への道を聞いて見たら、「もう少し先に山頂への標識がある」と教えて貰った。中間から登るのではなく、西側の端に山頂への道がありました。かなりの急登ですが大きな岩の間をうまく歩けば、山頂に出られます。 なにか笠ヶ岳の麓でウロウロして時間を食ってしまったが、10:37ごろやっと笠ヶ岳山頂に到着しました。360度の展望があり、天気が良いのでかなり遠くまで見える。 前回登った武尊山が目の前だが、見る方向が違うのと、前武尊山とか大きな武尊山群を見るので、別の山みたいに見える。一番簡単なのは、同じ尾瀬の至仏山と燧ヶ岳だ。どうも山の同定に弱い。 昼食を済ませ下山にかかるが、花が多い山なのでカメラで撮るのに時間を費やし、麓まで下るのにも時間がかかった。山頂にいた時に登ってきた人が、もう下山してきて、追いこされた。 ま、今日はすぐに帰らないし、鳩待峠からの最終バスに間に合えば良いとの思いで、ゆっくり歩いて花を探す。 ただ、小笠を過ぎると,たんぼ道ばかりで花の数はドンと少なくなる。悪沢岳を過ぎオヤマ沢田代の分岐を鳩待峠に向かう頃、雲が大分広がってきたなと思っていたら、遠くで雷の音がしてきた。 一応、雨具は持ってきているが鳩待峠までは降らないで欲しいなと思いながら、少し早めに歩く。 でも、鳩待峠まで半分位まで進んだ頃には、雷の音は聞こえなくなっていた。 それにしても、多くの登山者が歩いている。もちろん、ドンドン追い越されていくのであるが、みんな至仏山を経由して鳩待峠に向かうのだが、流石、尾瀬への登山者の多さには驚くばかりだ。 15:34ごろ、鳩待峠に帰着しました。朝とは違い、多くの登山者が鳩待峠の広場で休んでいた。帰りのバス乗車券を購入し、バス乗り場に移動して順次、待機しているマイクロバスに乗る。 戸倉の第1駐車場に着いた後、トイレの手洗いでタオルを濡らし、顔や腕を拭くと冷たくて最高に気持ち良い。その後、車を大清水の方に走らせ、丁度日陰になっている路肩スペースで、横になる。疲れていたので1時間位寝られた。18時ごろに小カップ麺と菓子パンを食べて、また寝ようとしたが、この場所だと、蚊が入ってきそうなので、また道の駅「尾瀬かたしな」に移動して、眠る。 1時に起きて、沼田ICからスキスキの高速道を一定速で走り、気持ち良く4時頃、家に帰着した。 |