今年は異常気象で、日本だけでなく北半球全体が熱波で覆われ異常な7月だ。その暑さと少し大きな仕事が重なり、ちょっと辛かった梅雨明けの1ヶ月だった。 少し大きな仕事が終わったので、やっと仕事の目処が立ち久しぶりに山に行けるようになりました。 ただ、まだ殺人的な暑さが続いているので涼しそうな山、と考えたすえ、志賀高原の岩菅山に登ることにした。志賀高原なら、なんとか車中泊も出来るだろう。 コースは、一般的な一ノ瀬登山口から岩菅山を目指し、岩菅山と裏岩菅山を往復して帰路は、高天ヶ原スキー場に下り、高天ヶ原から自転車で一ノ瀬登山口に戻る周回コースを計画しました。 前回の浅草岳山行と同じで、自動車道の行程が長いので、同じ志賀高原で仮眠して深夜に帰宅することにします。 何時ものように、24日18時少し前に出発し相模原ICから圏央道に入り、圏央道から関越道→信越道を進み長野市を通過して中野ICで高速を下りる。21時を過ぎている志賀草津道路は、スキスキで快適に高度を上げていく。何時もだと道の駅「北信州やまのうち」で仮眠をするところだが気温が高くて寝られないだろうと志賀高原のトイレのある駐車場まで行くことにしてました。 丸池駐車場に到着すると外気温も21度位で、車の通行も殆ど無く静かに寝られそうなので、ここで車中泊をしました。 25日、朝食を済ませ6:00前に丸池駐車場を出発し、高天ヶ原大駐車場の近くに自転車をデポして一ノ瀬登山口に向かう。一ノ瀬登山口の駐車スペースは狭いとの情報を得ていたが、まだ1台も駐まっていませんでした。 身支度をして、6:34ごろ登山口に入る。暫くの間は小川沿いに歩くので楽に進めます。沢の交差点を通過すると普通の登山道になるが、笹藪が多い登山道なので花を見かけることは、殆どありません。 8:43ごろノッキリ分岐に到着。ここからは岩菅山が丸見えになり、ドンドン高度を上げていく。山頂間近に小さいガレ場があり、少し息が上がる。 この辺から草花が多く見られるようになりました。今回、ノッキリ分岐から裏岩菅山までピストンなので、なるべく復路で花の写真を撮ることにして先を急ぐ。 9:33ごろ岩菅山山頂に到着。山頂からは360度の展望があり、近場の山は良く見えますが馴染みのない山ばかりなので、山名同定出来ず。 ただ西方向遠方に高い山が薄く見えます。多分、北アルプスの白馬岳ではないかと思います。 外から見ると頭が閊えそうに見える避難小屋の中をちょっと覗かせて貰ったが、室内は普通の天井の高さがあり十分な広さで泊まってみたくなった。 一服した後、裏岩菅山に向かう。岩菅山を一度下り、裏岩菅山に向かう稜線歩きは、登山道も荒れてもいないし展望も良く気持ちの良い歩きが出来る。 10:28ごろ裏岩菅山山頂に到着。この山頂も360度の展望があります。岩菅山山頂と違うのは登山口の志賀高原が良く見渡せます。少し足を伸ばした甲斐がありました。 当然、ここで昼食タイム。昼食中に単独女性と中年カップルが到着しました。展望が良い分、直射日光が半袖の腕に突き刺さり痛い。 暑いのでゆっくり休む気持ちにもなれず、そこそこで下山を開始する。 帰りの道すがら花を撮りながら岩菅山を目指すが、今回は腕がヒリヒリする。これは堪らないと長袖シャツを出して着替える。今までも半袖ポロシャツで、日焼けはしたけど、ここまで耐えられない日射しは初めてです。 よりによって裏岩菅山から岩菅山-ノッキリ分岐まで日影が全くありません。普通なら日影が無いということは展望が良いという事。その尾根道で気分爽快に歩くところだが、この日射しの強さで無風。かがみ込んで花を撮影するのも段々億劫になってきました。 12:39ごろノッキリ分岐に到着。ベンチで一息ついて高天ヶ原へ向かうが、木々が少し多くなるが無風に近く日射しが痛い。木陰があって弱い風でも吹いている所があると天国に来た気分で一休みをしました。 ノッキリ分岐から金山沢の頭までは、小さなコブを幾つか越えるので少し辛いが、復路の方が一ノ瀬登山口尾根よりも花が多く咲いてます。 金山沢の頭を通過し14:45ごろ寺子屋峰登山口に到着。ここから先はゲレンデが続き、広く見渡せます。 ゲレンデにはニッコウキスゲを始め沢山の花が咲いているし下るだけなので、疲れ切った足が少し楽になる。 東館山ゴンドラリフト山頂駅の手前から、自然植物園になり道路脇に様々な花が咲いている。でも暑くて体力が限界に近く、とても花を見て回る元気など無い。園内を巡ってきた中学生の団体と一緒に高天ヶ原リフト駅に向かう。 高天ヶ原は直下に見えるが楽をしてリフトに乗ろうと思ったら、片道切符はありませんでした。中学生の団体はリフトでドンドン下って行きましたが、その脇をトボトボとゲレンデ内の道を下る。 15:56ごろ自転車をゲットして、一ノ瀬登山口の駐車スペースに向かう。帰りの自転車は、ペダルを殆ど踏まなくても進み、風をタップリ受けて体温を下げてくれて気分爽快。 車に到着して一息ついて、日帰り入浴の出来るホテル「ホテル銀嶺」に戻る。丁度、下ってきたゲレンデから車道に出たところにあるホテルだ。 フロントで入浴可能か聞き、650円を支払い温泉につかる。近くにあって助かりました。 風呂に入った後は、元に戻り陽の当たらない駐車スペースで少し寝る。 少し暗くなった時点で、大沼池入口駐車場に移動し、パンをかじり腹を少し満たし仮眠する。丸池駐車場よりこちらの駐車場の方が広くて良いと思う。少し寒い感じで快適に眠れました。 1:00に起き志賀高原を後にし、中野ICから上信越道に入り、来た時と同じ道を帰り4:30ごろ帰宅して、また寝る。 |