ついこの前、もうこれで梅雨入りかなと思わせる時があったが、今週になってから晴れ間が少し出てきた。 嬉しい事に9日の定休日が最も良い天気になりそうだ。これを逃してなるものかと、行き先をネット情報などからも探した結果、武尊山を、みなかみ町から登るルートに決めた。 毎度の事、8日の17時過ぎに家を出発し、相模原ICから圏央道を走り、ちょっぴりケチって関越道の月夜野ICで下り、道の駅「みなかみ水紀行館」に向かう。 寝る時には、程よかった気温も朝方に寒くなり、上着を着込んで、また一寝入り。 4:30に起きて、朝食を軽く腹に入れ武尊神社に向かう。 カーナビに頼り武尊神社まで難なく到着。そして、この先の林道を走るかどうか少し考える。大きな石がゴロゴロしている訳でもないので、駄目なら戻る気持ちで「自己責任」で走り始める。 思っていたほど路面は荒れてなく順調に進んでいたら、ちょうどカーブの所に大きな石が落ちていた。戻ろうかと考えている内に後ろから軽トラックが来てしまった。 前に進むしかなくなり、左側の石にこすらないように注意しながら、右の切れ落ちた崖にも注意して何とか通過できた。 その後は、難なく10台程度の駐車場に到着。なんと、もっと大きな車も駐まっていました。 身支度を済ませ、6:13ごろ駐車場を出発。早速、登山道の脇にラショウモンカズラが沢山咲いているのを見つけ、カメラに収める。天気は快晴だし、出だしから花を見つけられてさい先が良い登山が始められた。 7:39ごろ山の稜線に出た。分岐点から少し進んだ所に手小屋沢避難小屋があるので、一応確認だけしようと沢の方に少し下る。避難小屋はカマボコ状の簡単な小屋で3人位しか入れない小さな小屋だ。 9:02ごろクサリ場に出た。クサリ場が多いと聞いていたが、それほどのクサリ場ではなく、難なく通過。ここで初めて山頂に雪が残っている山波が見えた。越後の山だろうが山名までは判らない。 20分後に再度クサリ場の登場。こちらの方が少し大変だったが、しっかり岩も掴んで登れば問題ない。 その後、目当てのシャクナゲを見るようになってきた。楽しみだ。 9:48ごろ、目指す武尊山が目の前に、ドーンと見えてきた。その反対側には鉛筆のような剣ヶ峰山も見える。急斜面の武尊山を、はぁ~はぁ~言いながら登り、10:06ごろ山頂に到着。 山頂から360度の展望があるが、時期的なもので遠くの山は霞んで良く見えない。一番間近なのは尾瀬の至仏山と燧ヶ岳で、これは良く見えるが、越後の山は特徴が判らないので山名までは不明。あと、近くの山は赤城山を始めとする日光へ連なる山で、その他の山も微かに見えるが雲がある訳でないが、霞んで特徴のある山を見いだせない。 当然ここで昼食にする。食べている間にも、何人か登ってきた。後から登ってきた人が、どこから登ってきたか聞いていた時、この山は5方向から登って来る事が出来る山、と言っていたが、地図を見ると確かに片品村方面からは、沢山のルートがある。 10:50ごろ山頂を後にし、ほんの10m位、東に進むと水上町への分岐がある。ここからの登山道は、薄く割れた石が積み重なっていて下るのが一寸怖い。雪が残っている所で、平坦になり、平石はなくなり普通の登山道に戻る。 このあたりから、シャクナゲが多くなってきた。シャクナゲ越しに遠くの山を見たり、登ってきた武尊山を見たりと、楽園にいるようだ。この稜線上にシャクナゲの群生地があり最高の花の絶景地だと思う。 剣ヶ峰山の少し手前でペアの登山者に会い、「剣ヶ峰山に登ってきた」との事。こちらから見ると鉛筆みたいな山に良く登れましたね、と返事をした。 実際、分岐点に着くと、それなりの登山道が山頂まで通っていた。山頂まで100mとあり、登るか迷ったが、近頃は下るのが辛いので、剣ヶ峰山は諦めて、ゆっくり下山する事にした。 下山道では、特にムラサキヤシオが綺麗な色を見せてくれた。あと石がゴロゴロしている事もなく、足への負担は少なかった気がする。 若者何人かに追い越され、14:35ごろ駐車場に戻りました。 悪路林道の大きな石は、今度は直接見える方になったので、難なく通過しましたが、途中でゴツンと車体下回りをこすってしまった。 帰りも、少しケチって月夜野ICから関越道に入り帰宅しました。 |