鳳凰三山
 (ほうおうさんざん)      ホームへ   
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マップ のろのろハイク(鳳凰三山 編)

登山日       2009年8月26日、27日

地蔵岳標高    2764m
観音岳標高    2840m
薬師岳標高    2780m

歩行距離      19.2Km
             26日9.7Km 27日9.5Km

累積標高差     2569m

登山口        山梨県韮崎市

駐車場        御座石温泉 市営無料駐車場
御座石温泉 燕頭山
御座石温泉と市営無料駐車場  5:40 燕頭山 山頂     8:58
登山道 花
たまには、ちょっとスリリングな場所も・・・ 左 ジロボウエゴサク  右 ハンゴンソウ
花 ヤナギラン
左 ヤマホタルブクロ  右 トリカブト ヤナギラン
尾根 登山道
鳳凰山の尾根に出て観音岳に向かう  12:55 観音岳への登山道
地蔵岳 観音岳
地蔵岳の方を振り返るが雲がかかって見えない 観音岳 山頂
薬師岳 ケルン
薬師岳 山頂 山頂は、かなり広い 観音岳にも、この様な鉄製ケルンが置いてある
小屋 地蔵岳
鳳凰小屋 地蔵岳への登りは、かなりきつい
オベリスク オベリスク
オベリスク オベリスクを下から見上げる(実際は大きな岩ですよ)
薬師岳 北岳
地蔵岳から薬師岳を望む 地蔵岳から北岳を望むが雲がかかっていて・・・
賽ノ河原 賽ノ河原
賽ノ河原 賽ノ河原の石像群
地蔵岳 五色滝
賽ノ河原からオベリスクを見る 五色滝    8:31
鳳凰の滝 南精進ヶ滝
鳳凰の滝    9:50 南精進ヶ滝    10:34
青木鉱泉 登山口
青木鉱泉   12:34 青木鉱泉から御座石温泉への登山口

8月最後の定休日(26日)は、久しぶりに良い天気になりそうだ。
お盆を過ぎたら暑さも峠を越えて仕事も無くなってきたので、連休で前から目指していた南アルプス北端の鳳凰三山に
行くことに決めた。
鳳凰三山は、日帰りできるような距離ではないので山小屋で一泊しないと登れない山だ。

前日の25日鳳凰小屋に電話をかけて予約する。
そしたら、どのような行程で登るのか聞かれたので、青木鉱泉からドンドコ沢を登って行くつもりです、と答えると、青木
鉱泉の駐車場は有料だしドンドコ沢もきついので御座石鉱泉の無料駐車場に止めて燕頭山を越えて、帰りにドンドコ沢コースを通った方が良いと忠告してくれた。

忠告に従い、御座石鉱泉の駐車場に止めるべく真夜中の韮崎インターを下りる。最近青木鉱泉まで舗装路になったそうなので、ネットで調べた地図を頼りに走る。
カーナビに載っていない道をひた走りに走ると青木鉱泉の入り口が出て来た。それを通り越して行くと御座石鉱泉への
道が出て、無事駐車場に23時頃に到着。

5時に起きて身支度をし5:40頃、御座石鉱泉を出発する。平日だし、このコースは殆ど人気がないようで誰にも会わない。
鳳凰小屋との中間くらいにある燕頭山(2104m)には9:00頃到着。ここまでも岩だらけの登山道と違いさほどきついコースでもない。
途中には、様々な花が咲いているし、まずまずのコースだと思う。

さほどきつくもない登りをドンドン登っていくと、お~、なにか昔のトイレの臭いがしてきた。鳳凰小屋に11:00頃到着。
小屋のご主人に今日泊まる人かな、と聞かれたので、そうですと答えるとまずチェックインして下さいと言われた。もちろん、まだこの先へ行くのだが。
山を見ると少しガスがかかっている。今朝は、晴れていたそうで宿泊した人だけが見られるご褒美だそうだ。

クライマックスの地蔵岳は、明日朝のお天気にかけて、今日は観音岳と薬師岳に行って見ることにした。
鳳凰小屋を後にした途端に急登になった。先ほどまでがダラダラと言っても長時間歩いて疲れているので、これはきつ
い登りだ。
休憩も含め尾根道に出る途中で昼食を摂る。少し休んで再出発。

尾根道に出ると花崗岩独特の地質に変わり景色は、白砂の砂浜の中にいる感じだ。砂れきと岩の間を登って観音岳山頂に到着したのは13:40頃でした。途中後ろを振り返るがガスっていて地蔵岳の方が、見えそうになるのだけれど残念ながら見えませんでした。
観音岳山頂からも、周りの山並みは全く見えず、本当だったら目の前に北岳や甲斐駒ヶ岳が見えるのだろうけど残念。
薬師岳には、14:05頃到着したが、天候は変わらず、少し休んで鳳凰小屋に戻ることにした。

鳳凰小屋に到着したのは、16:00頃ちょうど良い時間帯だ。既に多くの人が外で休んでいたり、もう布団に入っている
人もいる。
とりあえず、缶ビールを1本貰い咽を潤す。その後は、夕飯の17:30まで布団の中に潜り込んで体を休める。
間もなく夕飯の招集がかかり、食堂に行く。目の前の人に缶ビールが置いてあるので、ついつられてビールを求めたが
、マジに寒くビールも美味しくない。
10人位の宿泊者の中には、セーターを着ている人もいる。さすがベテランだと思った。いつも日帰りの者には、分から
ない事だ。
食事が終わった後は暗くなってきたしやることもないので寝るだけだが寒い。最初、かけ毛布2枚だったのだけれど寒く
て仕方なく、もう1枚追加してやっと眠りにつけた。

鳳凰小屋の朝食は、5:30だ。昨日は夕食が18:00頃に終わってから、寝込んだので11時間位寝たことになる。
5:00頃から、みんな床をあげ始めたので、私も布団類を片付けて外に出た。とても良い天気である。
朝食の支度が出来たと声がかかり、食堂に行く。昨夜はカレーライスだったが、朝食は生卵と海苔がついた。
卵は、下界からボッカしてきたものかな? 弁当を貰って食堂を出る。

今日は、地蔵岳に登って、またこの小屋を通過してドンドコ沢を下りていく予定である。
なので、小屋の人にザックを預けて、カメラと水を持って空身で地蔵岳を目指す。登山道は直ぐに砂れきの道になるが、かなり急登である。宿泊客も何人も登ってくる。

空身なので、50分位で地蔵岳に到着。まず、オベリスクの隙間から東方を覗くと昨日は何も見えなかった南アルプスが見渡せた。
一番大きくて高い山が「北岳」だろう。ただ、甲斐駒ヶ岳は、オベリスクの反対側にあるので見えない。
オベリスクを途中まで登りかけたが、とても登れる筈もない。ロッククライマーでなければ無理だろう。

それから、少し下った所に、お地蔵さんが沢山並んでいる「賽の河原」に出る。写真には写っていないお地蔵山も沢山ある。昔は高い山は信仰の場として崇められてきたところだろう。

さて、朝一番の晴天の中、目的地を十分堪能させて貰ったところで下ることにした。まだ、小屋で泊まっていた人が登っ
てくる。
帰りの砂れき地だけは、楽に下れる。

小屋に寄ってザックを貰い、挨拶をして、ドンドコ沢に向かう。この登山道は、滝が有名だが、悪路でもあるようだ。
8:30、最初の滝「五色滝」が見えた。滝としては、かなりの高さがある。ちょうど朝日に写って素晴らしい。
少し下ったところで、今朝一番の登って来る人に出会う。この時間に出会うということは、かなり早朝に青木鉱泉を出て
来たのだろう。

しかし、この登山道を下っていても大変なのだから、登るのはもっと辛いよな。
この位の時間になると続々でもないが、登山者と出くわすようになってきた。中には、アーミールックでビシッと決めた単
独の若い女性も登ってきた。

9時を過ぎた頃から少しガスってきた。行き会う人にも頂上はどうでしたかと、聞かれて朝一番は、快晴で広範囲に見渡せたんですよ、と答えると羨ましそうにしていました。
10:00頃、「鳳凰の滝」に到着。写真でも分かるように残念ながら少しガスってきてしまいました。もう少し良く見えれば
この滝は、素晴らしい滝なんでしょうね、残念です。
10:30頃、「南精進ヶ滝」に到着。この滝は、間近に見えたので写真は良く撮れました。
この滝を過ぎたあたりから険しい道は少なくなり、登山者に会うこともなくなってきました。

11:30ごろ青木鉱泉小屋に到着する前に座りやすい河原で、お弁当を広げて昼食。ちょっと物足りなさを感じるが、近
頃お腹が出っ張ってきて仕方がないので、良しとする。
青木小屋に到着したのが、12:30頃。ここから車が置いてある御座石鉱泉には、一山を越えて1時間位で着く予定で
ある。

本日最後の杉林山を喘ぎながら登るが、ほんの僅かで頂上につき、後は楽なハイキングだ。
13:20に御座石鉱泉に到着。登山靴を脱いでホッとした後、元来た道を戻り韮崎インターから帰宅する。

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