珍しく定休日の9月19日、長野・新潟方面の天気予報がかなり良いみたいだ。以前から新潟の八海山に登りたいと思っていたが、新潟の真夏は暑くて大変なので、やっと登る時期が来たと登山計画をたてる。 「なるべく同じコースを歩かない」が信条なので、柴原駐車場(二合目)から屏風道を登り、入道岳登山後は新開道を下山することにした。 18日の仕事は少なかったので、夕方早めに家を出発して高速料金節約も含め、関越道渋川伊香保ICを下りて三国峠に向かう。そして静かに寝られる平標山登山者駐車場で車中泊をさせて貰った。 4時に起床すると何時の間にか、3台位増えてました。朝食後、R17を六日町へ進み、道の駅「南魚沼」でトイレを済ませ、八海山ロープウェー駅方面に走る。 ロープウェー駅の手前を右に進むと柴原駐車場に到着。空の雲は高く、まずまずの天気だ。 身支度を済ませ、何となく林道を進んでしまった。すぐ堰堤に突き当たり、いくら登山道を探しても見つからないので、駐車場に戻り案内板を良く見たら、登山届けポストの左側の小川の様な道が登山口だった。いきなり15分ほどロスをしてしまった。 あらためて、6:27ごろ登山口を通過した。すぐ徒渉場所に出て、立派なカゴ渡しが設置してある場所を徒渉したが、運が良いのか水量が少なく軽く渡れました。 その後、キツくもない少し深い樹林帯を進む。 登山口から1時間で、四合目に到着。四合目を過ぎると勾配がキツくなり最初のクサリ場も出てきた。ここからは、ずっと急勾配が続く。 五合目からは南魚沼市街も綺麗に見渡せるようになったが、クサリがなくても勾配がキツく3点支持で慎重に歩を進める。 左右の岸壁も良く見えるが、かなりの傾斜で絶壁ばかり。その間を登っているのかと思うとキツさが身にしみる。 息をつく場所も無いキツい斜度の登山道をハァハァと登っていたら、少し休めそうな場所に出た。 その後直ぐ若者が到着したので、ここが「七合目ですかね~?」と聞いたらスマホのGPSで見てくれ「少し先のようだ」との事。そして、7:00に出発したが、やはり登山口を間違えて堰堤に行ってしまったと言っていた。若者は一息入れて、すぐ左の登山道を進んでいった。 この空地から右にも道があったので、展望地かと思ったら立派な摩利支天が祀られていた。現在は、この空地に七合目の標識は無いが、下山後、調べたら昔は七合目の標識があったらしい。あわせ数えてはいないが、屏風道の鎖は30本以上あるらしい。 摩利支天を見た後、若者の後を追うが、あっという間に見えなくなってしまった。登山道の方はクサリに加え、小さな沢を通過する場所も出てきて、更に緊張。 数ある鎖も沢山の種類があって、現在はこんな形の鎖は作らないと思う形などあります。鎖を奉納した方のプレートも着いている事もあり、八海山が修験の山であることが分かる。 10:28ごろ、遠い先に小屋のようなものが見えた時は、これでやっとキツい登りが終わったと、ホッと安堵の胸をおろす。そして、やっとここから2足歩行に戻れた。 10:53ごろ、避難小屋の裏側に到着。表通りに出ると右に八峰の岩峰、左に薬師岳が見え、薬師岳の方に登山者が多数見えた。 小休止して八峰に向かうが、もうここまででヘトヘトになっていたので手前岩峰郡のクサリ場は登らないことにして、迂回路を進み中間点から八峰に挑戦することにした。 迂回路といっても手強い登山道、11:27ごろ中間点の分岐に到着。その後、八峰に進み摩利支岳に11:48ごろ到着。 山頂は絶景で、登山者も少ないので、ここで昼食にする。朝は雲があったが、今は雲は殆ど無く、こんなに近かったかと思うほど、越後駒ヶ岳や中ノ岳が目の前。久しぶりに絶景地での昼食を楽しむ。 昼食を済ませ大日岳に進む。大日岳も展望絶大で素晴らしい。ただ、下山のクサリが長い2段階で、辛いクサリ場だった。このクサリ場を下りたところに「キケン!注意 転落すれば助かりません」と書いてあった。 今回は八峰のうち、摩利支岳と大日岳しか確認してないのですが、剣ヶ峰は標識が無いのかな? ちなみに、八海山の八峰は、1.地蔵岳 2.不動岳 3.七曜岳 4.白川岳 5.釈迦ヶ岳 6.摩利支岳 7.剣ヶ峰 8.大日岳 と、千本槍小屋脇の案内図に書いてありました。 次の目的地、入道岳が少し遠くに見えたので登るか、ここで下山するか悩んだが、多分暗くなる前には下山できるだろうと、12:46ごろ入道岳へ向かう。 入道岳へは、軽い登り返しで13:09ごろ山頂に到着。この山頂も360度の展望で絶景で素晴らしい。 山頂では、静岡の方と山座同定に話が進んだ。静岡さんは昨日、佐武流山を登ってきたそうだ。確かに自動車ルート的には近場だ。そして八海山神社の駐車場(100台)から登ってきたそうだ。八海山もロープウェーを含め沢山の登山口があるものだ。 小休憩を済ませ登山道脇の花も摂りながら下山する。 迂回路を進み、14:02ごろ新開道への分岐を左に進む。しかし、この新開道も急勾配で鎖も多く、さらに岩場水平移動の足掛かりが小さく、緊張するルートだった。更に雑草が登山道に覆い被さり、手がかり足掛かりが読みにくく大変だった。 急勾配ルートは、20分位で終わり、目の前に八峰と入道岳が大きく目の前で見られるようになる。 新開道は下山直後の20~30分を過ぎれば、一般の登山道と同じになり、さらに稲荷清水を過ぎると粘土質の登山道になる。この粘土質の登山道は巻機山の登山道と同じだと思った。 17:03ごろ、なんとか明るい内に駐車場に帰着しました。 今回もこのまま帰宅せず仮眠して帰るので、まず越後湯沢の道の駅「みつまた」と併設されている「街道の湯」温泉にむかう。 帰りは月夜野ICから関越道に入るので、一番近い道の駅「たくみの里」で仮眠しました。ここも静かです。そして1:00に起きて、帰宅しました。 |