暑かった夏も後半になり仕事もやっと目処が立ってきた。急遽決めた今年のお盆休みは12日~16日としたが、お寺さんの棚経が14日にあるので遠くには行けない。 それで、お盆が始まる13日の午前中だけ東丹沢の表尾根にビランジを探しに行くことにした。 花の開花期間は微妙で半月もずれたら、影も形も無くなっていることが多い。 2016年8月31日に「サガミジョウロウホトトギス」を探しに行った時に、ビランジを1株見つけただけだった。最盛期のビランジの綺麗な花を撮る事を第一に、丹沢表尾根を菩提峠から三ノ塔-行者ヶ岳-弥太郎尾根分岐のピストンをする予定を立てた。 何時よりも特別早い3:30に起床して朝食を済ませ、ヤビツ峠に向かう。5:40ごろヤビツ峠の先にある菩提峠駐車場に一番乗りで到着。身支度をしている間に2台の車が到着した。 最初は日本武尊足跡がある登山道を登ろうとしたが、下草が朝露に濡れて歩き難そうなので、林道から二ノ塔へ向かうことにした。 出発から約1時間で二ノ塔山に到着。今日の天気は午後は曇りになっているが、既に雲が丹沢を覆い始めていた。二ノ塔から先の花は復路で撮影することにして先を急ぐ。 そして、一踏ん張りで三ノ塔に到着した。山頂には新しいトイレが出来ていたのには驚いた。 天気が良ければ、360度のパノラマが拝める山頂だが、既に雲に囲まれてきていて、目の前にある烏尾山の小屋も見えない。 烏尾山山頂も通過して8:17ごろ行者ヶ岳山頂に到着した。少し先にあるクサリ場も順調に通過した。 勿論、クサリ場の崖の両脇を注視してサガミジョウロウホトトギスが咲いていないか探したが見つけることは出来ませんでした。まだ半月以上早いのでしょう。 クサリ場の先の登山道は、崩落地になっている。ここで目的のビランジに対面することが出来ました。 群生地とは言えないが、沢山のビランジを見つけることが出来ました。ただ、登山道の脇に咲いているのは数株だけで、殆どが崩落地の岩に張り付いているので、カメラに納めるのが大変だ。 普段は持ち歩かない望遠レンズで撮ってみたが、曇っていて照度が足りないのか、綺麗には撮れませんでした。 8:49ごろ政次郎尾根分岐まで来たし目的のビランジを見たので、ここで引き返すことにした。 復路は、ビランジ以外の花を撮って歩く。雲がかかっているので、激暑ではないが風が弱いのでやっぱり暑い。 二ノ塔から菩提に向かい、日本武尊足跡を通過して駐車場に下る。こちらの登山道は滑りやすい場所が多く少し歩き難い。 12:06ごろ菩提駐車場に到着。ここで昼食にしようかと思ったが、日影が無いし下りで握ったロープの泥で手が汚いので、直ぐ近くにある水場「護摩屋敷の水」で手を洗って、木陰を探して食事をすることにした。 水場では、家族総出でポリタンクを沢山持ち込んで水を組んでいたり、サイクリストが水を飲んでいたりと、絶え間なく出入りがある。登山後の暑い体に、冷たい水はとても美味しかった。 |