越前岳・鋸岳 (えちぜんだけ・のこぎりだけ) ホームへ |
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のろのろハイク(越前岳・鋸岳 編) 登山日 2012年12月5日 越前岳標高 1504m 鋸岳標高 1296m 歩行距離 9.2Km 累積標高差 914m 登山口 静岡県裾野市 駐車場 山神神社駐車場(40台位) |
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山神神社駐車場 8:00 | 富士見峠 8:40 | |
峠から30分位の所にある鋸岳展望台から見た鋸岳 | 富士見台から富士山を望む | |
富士見台の概要 | 越前岳山頂 10:20 | |
山頂から駿河湾を望む | 高場所への分岐 | |
富士山と越前岳 | 呼子岳 山頂(1313m) | |
割石峠 | 割石峠にある大きな割石 | |
蓬莱山(ほうらいさん)山頂 | 蓬莱山の警告板 | |
鋸岳と位牌岳 | 鋸岳のクサリは細くて古い | |
この山は、右横を次の写真のように回り込む | クサリが横に張ってあるので、カニの横ばいで歩行 | |
新旧のロープも頼りない感じ | ロープの途中のハーケンが抜けているし | |
ロープとクサリの先が見えない不安 | クサリが、しっかり固定されているか心配だぁ~ | |
鋸岳山頂到着 13:11 | 地図上に無い山神神社への分岐 | |
この様な枯れた沢を下る | 枯れた沢が広いので、ケルンが目印になる |
先日、笹子トンネルの天井が崩落した事故が起きたので、暫くの間は甲府方面に行けなくなってしまいました。通常だったら山に10回行くとしたら6回以上は、笹子トンネルを通っているでしょう。私としては早く復旧して欲しいです。 そこで、5日の行き先は、御殿場から十里木に向かった所にある「越前岳」を中心に、周回コースを計画してみました。 ネットで情報を拾ってみると、鋸岳の登山ルートはかなりハードな登山道のようだ。地図にも、「崩落箇所あり危険、通行禁止」と書いてある。 もちろん、山の事故は自己責任である。これ以上先には行けないと思ったら無理をせずに戻るだけである。そのつもりでルートを決定しました。 当日、5時に起き6:00に家を出て厚木ICから東名高速にのり、御殿場ICでおりる。 駐車場を8:00に出発、と言っても駐車場の反対側にある、神社の横を登っていくのです。 9:10ごろ鋸岳展望台に到着。少し遠くに見えるので、あの山が鋸のようにギザギザしているから鋸岳だと想像して先に進む。 9:50ごろ富士見台に到着。今年になって、こんな綺麗な富士山を拝んだのは初めてだ。太陽を背に受けながら富士山を見るのだから綺麗なはずである。 10:20越前岳に到着。先客のお姉さん方2人組がベンチに座りながらペチャクチャ話しをしていた。当然、十里木の方から登ってきたのだろう。 黒岳からの道も霜柱が多いかと聞かれたので、越前岳山頂の、もの凄い霜柱程では、なかったと伝える。 2人組は、その後すぐに十里木の方に帰って行くが、相変わらず話し声が途切れなかった。 山頂からは、富士市街と駿河湾が良く見る。南アルプスは少し見えるが遠くて稜線しか判別できない。 呼子岳に向かって下っていくと、霜柱は全くありません。その代わり少しずつ岩が増えてくる。 11:10ごろ「高場所」に向かう分岐点に出る。ちょっとお腹もすいてきたのと誰一人と出会わないので、この分岐点で昼食にする。風も吹かないし日差しも適当で、ちょうど良い休憩場所である。 その後、呼子岳に12:00ごろ到着。小さなお地蔵さんが赤い着物を着て待っててくれました。 そこから間も無く、割石峠。残念ながら切れ落ちているので近づいて見ることが出来ませんが、山をスパっと切ったような割れ目から、沼津の一部が見えそうです。 割石峠から少し進むと、鋸岳から位牌岳まで一直線に連なった山容が現れてきました。 10分ほど進んだところに、最初の写真の警告看板が現れました。注意文によると「山が風化して、もろく危険だから立ち入らないで欲しい」と言うことなのだが、風化してもろいとは、どんなことを意味としているのかちょっと疑問? ネットの情報によると鎖やロープが、かなり古くなっているので、鎖などを頼りきりにしないで慎重に登坂しないと危険だと書いてあった。 なので、当初の考えでこれ以上は危険と判断した所まで行き、そこから引き返すかもしれないことを頭におき、なおかつ自己責任において先に進むことにする。 もし、戻ることになった場合は、割石峠から駐車場までの登山道があるので、そこを通って帰ります。 いよいよ、鋸岳のギザギザの山容が間近に迫ってきました。 最初に鎖場に出会うが、鎖が細く錆びている。なるべく鎖に全体重をかけないようにしながら両手両足に体重を分散して登り切る。 登ったなと思うと直ぐに下りになる。もちろん細く錆びかけの鎖で下るのです。それを数回繰り替えすと、体力ではなく神経をすり減らしてきた。 こんな感じで全部の山の峰々をトレースして行くのかな~疲れるなぁ~、と思っていたら今度は山の中腹を鎖が回っている。 カニの横ばいなのだが、足がかりの岩が狭い幅でちょっと頼りない。これが風化され、もろいというか足を置く石を慎重に選びながら進む。おまけにロープの途中に岩に打ち込んであったと見られるハーケンが、ブラブラとぶら下がっている。 最後の峰になったかと思うが、先が見えない長い鎖がおりている所があった。これは流石に不安になるものだ。 もし、鎖を固定してあるハーケンとか楔などが、スポッと抜けてしまったら、100m以上真っ逆さまに転落していくだろう。 慎重にと言っても足がかりが殆ど無い崖では、運を天に任すしかないのであるが、なんとか登り切ることが出来ました。 ここを過ぎたら、鋸岳の看板が出てきた。この先は位牌岳が間近に見えるので、もう鎖場は無いだろう。鋸岳を登坂した時間は約50分位であったが、精神的に疲れました。 鋸岳の看板の所から間も無く、「大沢入林道(山神社P)→」の小さな標識が出てきました。ここが予定のコース左折場所です。 枯れた沢を下っていくようですが、殆ど歩く人も無いようで道を探すのが大変。なんとかマーキングテープやペンキを探しドンドン下っていくのだが、岩だらけで足がきつい。 枯れた沢の上、中部では、マーカーや石積みのケルンなどがあり迷うこともなく進めたのですが、下流の方になるほどマーカーが少なくなり、途中でちょっと支流に入りかけてしまいました。 そして分岐点から3.5Km位、1時間30分をかけてやっと駐車場に到着いたしました。 |
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