2017年になって様々な山に登ってきたが、8月の天候不順で狙っていた山には登れていないし、新規の日本百名山にも登れていない。勿論、自分の仕事の関係で連休が出来ないのが一番ネックになっている。 それで、9月13日の定休日に日帰りが出来る新しい百名山を登る事に決め選定を始めた。結果、天気予報が良い恵那山に登ることに決める。 久しぶりに恵那山を自転車を使って周回し、遠方で展望が良くないなどのデメリットを少しでも払拭することにした。 自転車をデポする場所は、神坂(みさか)峠の少し先が峰越林道の中で一番高い所です。神坂峠は岐阜県中津川市から入るので、12日は少し早めの16:30ごろに出発する。例によって相模湖ICから中央高速に入り、高速料金節約のため伊那ICで下りて19号線に向かう。 19号線を中津川まで、ずっと大型トラックの後ろを走って行く。 中津川から馬籠宿方面に左折した頃は、21時を過ぎていた。そこからの山道は狭いし徐々に霧が濃くなってきたので益々スローペースになる。22時ごろに神坂峠に到着したが駐車場が見当たらない。とりあえず自転車をデポする場所まで進むと、転回できる位の路肩スペースがあったので、自転車を置いてこの場所で寝ることにした。 タイマーで4:00に起きて軽い朝食を済ませ、神坂峠を下り19号線の道の駅「賤母」でトイレを済ませる。 恵那山の行程が長いのであれば、中津川ICから中央高速に入り恵那山トンネルを抜けて1区間の園原ICで下りるところなのですが、急ぐほどでもないので、一般道の256号線で園原に向かう。 園原ICの前を通り過ぎて、広河原駐車場に向かう。7:00ごろの駐車場には、既に10台くらいが駐まっていて丁度出発するペアがいた。 7:12ごろ身支度を済ませ登山口に向けて林道を歩く。登山口の近くになると、ツリフネソウやキツリフネを見かけたが帰りに撮ることにして、先を急ぐ。 広河原登山口に入ると早速、川に掛かった丸太橋を渡るが、橋は途中から細くなりちょっと怖い思いをした。その後は、少しキツい勾配の登山道が続くが危険な箇所は無い。 ただ、登山道の笹が背丈位の場所もありヤブ漕ぎならぬ笹ヤブ漕ぎが面倒だ。この登山道は雨が降った直後や早朝には、びしょ濡れになるだろう。 それに深い森林の中では無いが、殆ど景色が見えない。 ただ登り一辺倒で、アップダウンが無いだけ楽かもしれない。 10:44ごろ恵那山山頂に到着。早速、展望ヤグラに登ってみたが情報どおり殆ど見えない。多分ピーカンの日でも難しいかも。ここで昼食にする。隣の若い方は、京都から深夜の高速を使い神坂峠から登ってきたそうだ。 食事を済ませ、11:20ごろ神坂峠に向かう。山頂の尾根道はアップダウンの無い広い道で、すぐ山頂小屋に到着。小屋の裏にある小高い岩ノ上に人がいたので景色が良いのだろうと、ザックを置いて登ってみた。 確かに先ほどの展望ヤグラより展望が良い。でも、残念ながら雲が多いので遠くの山は、あまり見えない。先に登っていた方の話では、恵那山の中では、ここが一番だそうです。それと天気の良い時、神坂峠コースの中で南アルプスも富士山も見える場所があるそうだ。 12:03ごろ前宮登山道分岐を過ぎ、広河原コースより展望が良さそうな神坂峠コースを下る。登山道は少し岩が多いが大変と言うほどでも無い。 一つのピークを越えたころ、展望が開けた場所に出合ったので地図を広げ、見える方角と照らし合わせる。地図から見ると多分、御嶽山が見える筈だが厚い雲で真偽は分からない。 振り返ると、恵那山が良く見えた。もし朝、登る時なら綺麗な恵那山が拝めたでしょう。 14:10ごろ大判山に到着。山頂にはベンチが沢山置いてあり展望も良い。小休憩をして先に進むと、足にやさしい登山道になってきた。当然、歩調も早くなり鳥越峠を過ぎ、また少し登り千両山に15:22ごろ到着。 ここで尾根道と別れ林道に向かう。僅かの距離で峰越林道に出て、自転車をデポしてあるところに15:35ごろ到着。 ここから広河原駐車場まで、ずっと下りの林道で自転車を漕ぐことなく楽ちん下山だ。あっという間に広河原登山口に到着したので、キツリフネなどの花を探しゆっくり撮影をしました。 16:15ごろには車に戻ったが、このまま帰途にはつかず、駒ヶ根IC近くの道の駅「花の里いいじま」で仮眠して、深夜1:00ごろ中央高速で帰ることにしていた。 夕方、飯田市を通過する時、道も混んでいたが気温が26度位になってきたので、ちょっと心配になったが道の駅では21度位まで下がって、快適に寝られました。 恵那山を存分に楽しむのであれば周回するのがお勧めですが、今回のように自転車を置くのは車の移動が大変。さりとて、徒歩だけだと長い林道歩きが辛いらしい。 どちらかの登山口からのピストンなら、お勧めは神坂峠コースだと思います。山頂を極めるだけなら、広河原登山口コースのほうが楽だと思いました。 |