平地は桜が満開状態なってきたので丹沢はミツマタの季節です。例年の様に丹沢のミツマタ群生を見に行くことを計画する。以前に訪れた西丹沢のミツバ岳を皮切りに権現岳→屏風岩山まで行き、ここからネットで見つけた地図には載ってないルートで下り屏風岩山のミツマタを見て自転車で世附大橋に戻る予定を立てる。 3月30日の朝、6:00前に家を出発して厚木ICから松田ICまで東名高速を使って丹沢湖に向かう。屏風岩山から下山する予定地点に自転車を置いて、世附大橋まで戻り、滝壺橋に近い方の駐車場に車を駐めて7:50ころ出発する。 滝壺橋を通過した右に登山口があり、いきなり急登が始まる。登山口から20m位の登山道に花束が置いてあった。あ、これは2月頃女性が、ここから右横の沢に滑落して丹沢湖まで流されて死亡した事故の現場だな、と思った。 たしかに登山道はザレているし右の沢までかなりの高さがあるので、ここで滑ったら命に関わる事故になる危険箇所だ。 ミツバ岳へは急登がずっと続き、休みながら進むが途中若者2人に追い越される。 9:07ころミツマタの木が沢山見えてきたので、もうすぐ山頂だ。山頂には大勢の方がミツマタにカメラを向けている。2008年の時は富士山が綺麗に見えてたが、今日はちょっと春霞で薄れてしまって富士山を背景にする写真は残念だ。 ミツマタの写真を沢山撮ったので、次の権現岳に向かう。以前来た時は権現岳直前で左側にミツマタの木が沢山咲いていたのだが、こちらのミツマタは絶えてしまったようです。 昔多かった草花や木々がドンドン減ってゆくばかりですね。 10:21ころ、権現岳山頂手前の分岐に到着。山頂は右に30m位先にあります。景色も望めないのですぐ二本杉峠に向かって出発する。 登山道では所々で右下に中川温泉町が望めるが春霞のせいでハッキリは見えない。 二本杉峠では先行して行った2人が休んでいて一人は「上ノ原バス停」の方に下って行った。もう一人は屏風岩山に向かった。軽く一服して屏風岩山に向かうと、ちょっと悩むような場所に出くわす。左は急登の尾根道、直進出来そうな道には枯れ木が横たえてある。急登の先を見ると先行して行った男性が小さく見えたので道間違いをしないで済んだ。 反対側からなら間違うことはないでしょうが、二本杉峠から屏風岩山に向かう時は要注意箇所です。 急登は少しで終わり展望がない尾根道を進む。951mピークで11:30頃になったし屏風岩山までは、まだ時間がかかりそうなので、ここで昼食にすることにした。ピークといっても展望もないし何もない場所。 早めに昼食を済ませ、次に向かう。 屏風岩山山頂手前でグループから女性が離れて来て、屏風岩は何処ですか?と聞かれた。え、屏風岩山は今、皆さんがいる所ではないんですか、と返す。すると、屏風岩が無いと、言う。 どうも、屏風の様な岩場があると思って登ってきたらしい。私も初めてなので、そのような岩場は二本杉峠の間には無かったと伝える。な~んだ、大きな岩場があるのかと思って登ってきたのに、と残念がっていた。 13:09ころ山頂に到着。が、屏風岩山山頂の標識が無い。地図とGPSでマッピングすると間違いなく山頂である。唯一赤い三角点が印でした。でも標識が無いと拍子抜けで、疲れがドッと出る。 大滝橋から登ってきた男1女4のグループは、ここで昼食を始めた。山頂には方角の標識も無いので、念のため男性に大滝橋方面は右ですか?と聞くと、「左方向ですよ、右は木に×が書いてあるでしょう」と言われた。 本当は、ネットで見つけたルートがマップに書き込んであったので判っていたのですが、余計なことを聞いてしまった。 「×が書いてあり通れないよ」と言っている前を、その方向に進むわけにもいかず、仕方がなく大滝峠に向かって出発する。 大滝峠に到着する前に、何処かで右に曲がる標識が出てくるかと思って進むが、全く標識もないし右側は急峻な崖が続き、ついに大滝峠上に到着してしまった。 仕方が無いと思いながら、東海道自然歩道を下っていく。この登山道は沢沿いに歩くので何回も沢を行ったり来たりする。水量が少ないので問題は無いが岩が多いので疲れる。今日歩いてきた中の道で、一番大変な道でした。 大滝橋のバス停には15:40ごろに到着。あと7分待てばバスが来ます。でも、今回は自転車で帰ることにして先に進み、自転車をゲットする。 自転車で走る道路は少しの起伏が大変だが、きつい登りも少なく16:30ごろに駐車場に到着しました。 来年のミツマタの時期は、今回の未踏のルートを応用して畦ヶ丸山を周回する課題が出来ました。 |