今年の10月は思ったより忙しくて、良い天気が続いたのに山には群馬の袈裟丸山しか登れなかった。10月下旬頃から仕事が一段落し体は空いたが、今度は天気に見放されてしまった。やっと、11月7日に静岡地方へ晴れの予報が出た。 ウズウズしていたので早速、静岡のマップと睨めっこをして、梅ヶ島温泉手前の青笹山を目指すことにした。どうせならと葵高原から渡地区まで自転車で下り、渡登山口から浅間原を目指した後、尾根歩きをして青笹山-地蔵峠-葵高原へ戻る予定を組む。 例の如く18時ごろ家を出発して厚木ICから東名高速に入る。途中、雨が強く降ることもあり、明日の天気が少し心配になる。愛鷹PAのスマートICで高速を下り、富士市-清水-新静岡とR1で快適に走る。 そして昨年も利用させて貰った交流センター「安部ごころ」の外部駐車場で車中泊をする。静岡市内に入ってからは雨も上がり、星が見えている。 5時に起床すると雲が多い空になっていた。朝食を済ませ、途中にある「真富士の里」でトイレを済ませ、葵高原に向かう。県道「梅ヶ島線」から葵高原へ向かう道は、クネクネと細く長く続く。 葵高原の駐車場に7時少し前に到着したが、どうも天気が気になる。近場の空は晴れているが遠くの雲行きが怪しいので、当初予定していた自転車を使っての周回プランは残念ながら中止し、一刻も早く尾根道に登る事にした。 7:13ごろ葵高原駐車場横の車道を出発する。茶畑を過ぎると「細島峠・青笹山→」の看板を右に曲がる。ここが登山口です。登山口からの登山道は急登もなく足に優しい道が続きます。 8:09ごろ「風穴」の案内板を見つけ、「風穴はここ」の案内板の近くを手を当てながら穴を探したが、風が出ている穴は見つけられませんでした。多分、夏の暑い時期なら冷たい空気が出ている場所を見つけられるでしょう。 8:53ごろ稜線上に出ました。冠雪した富士山が見えましたが、中腹は雲がかかってます。やはり安部川山系に登ったら富士山が見えないと寂しい。 稜線に出てから間もなく、9:14ごろ青笹山山頂に到着。南アルプス方面の山には雲が少しかかってきているが良く見えました。富士山方面も低い樹木が邪魔だがまずまず見えた。 小休憩の後、浅間原に向かう。ところが山頂からいきなり背丈もある笹藪の中を突き進むことになった。踏み跡があるので道を間違うことはないが、藪漕ぎが辛い。 ここで青笹山の語源を思い知りました。大平山を過ぎると笹藪も少なくなり背丈も低くなるが無くならない。 10:13ごろ浅間原に到着。東方向は雲がドンドン湧いていて残念な展望になってしまった。西側も雲が多くちょっと残念。 浅間原は高圧送電線が2系統並んでいて広範囲に樹木を伐採しているから、両側の展望が良い筈。大展望を望んできたが残念だ。 昨年12月初旬、隣の真富士山に登った時に真富士山→湯ノ岳までの稜線を歩いてきたので、浅間原と湯ノ岳間の一寸だけを残して安部川山系の稜線をこれでかなり繋げられた。 小休憩後、来た道を戻る。 復路を歩いている途中で、周囲の景色はガスに覆われて見えなくなってきた。 青笹山手前の背丈の高い笹藪に突入。潜って進んだ方が楽かと腰を低くした時、カメラのレンズキャップを見つけました。ペンタックス社の大口径です。 この笹藪の中、カメラを裸で進んだため、もぎ取られたのでしょう。警察に届けるほどの物でもないので、個人的に1年位保管します。レンズ口径など当事者と判断できれば郵送しますので、トップページにあるメールで連絡下さい。 11:17ごろ再び青笹山山頂に戻ったが、何も見えない状態。早めに山頂を目指して良かったなと思いながら、誰もいない山頂で昼食にする。 昼食が終えた頃、若者1人が登ってきた。朝、起きた時は良い天気だったので急遽登ってきたそうだ。山の天気は気まぐれで、これで下ると下界は良い天気なんて事は日常茶飯事だから仕方がない。 少し休んで、先に下山を開始する。 青笹山の北側の登山道の周りは、背の高い笹が密集しているが幅広く刈り込んであるので、笹藪なんて気にもしないで歩ける。山頂を境に、かたや背丈もある笹藪漕ぎ、かたや笹藪を感じさせないほどの違いを味わいました。 稜線の登山道は広くて歩きやすい。順調に進み、13:09ごろ地蔵峠到着。 地蔵峠から下る途中では綺麗に紅葉している木を見つけるのだが、陽がささないのでカメラに納めても鮮やかさが出ない。紅葉の撮影には太陽光が欠かせないので残念。 13:46ごろ舗装林道に出た。ここは真先峠と葵高原の案内地図にある。ここから暫く舗装林道を歩く。 14:23ごろ駐車場に帰着しました。靴紐を解いていると山頂で会った若者が同じく帰着。同じコースで下ってきたそうだ。 帰りも同じ、R1で愛鷹PAまで走り東名高速に入る。高速道路は大した混雑もなく比較的スムースに帰宅出来た。 |